公式ブログ(その他法律問題)
1 はじめに
ペットを飼っている方は経験があると思いますが、実は動物病院にお世話になることが多いです。皆様ご存じの通りペットについては、健康保険のような公的保険は存在していないため、治療費等は飼い主が全額負担することとなります。また、万が一、飼っているペットが他人を傷つけてしまった場合は、その損害賠償が問題となります。そこで今回のブログでは、ペットの為の保険についてお伝えします。
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ドタキャンの法的責任とは?民事責任編
1 はじめに
飲食業界には、予約を入れたにも関わらず、当日の来店はおろかキャンセルの連絡すらしないという「無断キャンセル」問題があります。今回のブログでは、前回の刑事責任編に続いて、無断キャンセル問題と民事責任との関係を取り上げたいと思います。
2 無断キャンセルの民事責任とは?
お客さんから「特定の日付にお店を利用したい」と申し出があり、お店側が「それでは当日ご来店をお待ちしていま……このブログ記事を読む
ドタキャンの法的責任とは?刑事責任編
1 はじめに
飲食業界には、予約を入れたにも関わらず、当日の来店はおろかキャンセルの連絡すらしないという「無断キャンセル」問題があります。飲食店の方であれば一度は無断キャンセルの被害を受けた経験があるのではないでしょうか。今回のブログでは、そんな無断キャンセル問題と刑事責任との関係を取り上げたいと思います。
2 無断キャンセルに刑事責任はあるのか?
刑事責任とは、法律を犯した者(犯罪……このブログ記事を読む
ずるいことがなされたとき、裁判所はどう扱う?
1 民事の裁判所の手続
民事の裁判所って、訴訟や調停などの紛争案件ばかりやっているわけではありません。差押えとか、破産とか民事再生など、紛争案件以外の手続も扱っています。
こうした手続は、前提となる法律関係を訴訟における審理手続より簡易な決定という形式で決めることが多いです(重要な点については最終的には訴訟手続が用意されています。)。大半のケースはそれで問題なく進行するのですが、中には……このブログ記事を読む
レジ袋有料化について調べてみました
1 はじめに
令和2年7月1日から、レジ袋が有料化されました。コンビニやスーパーに行った際にレジ袋が有料に変わったことを実感された方も多いのではないでしょうか。私自身も、最近はカバンにエコバックを入れておくことが習慣化してきました。
今回のブログでは、レジ袋有料化が法律上どのようにされたのかについて個人的に調べてみましたのでブログに記載したいと思います。
2 法律上の根拠
レジ袋の有料……このブログ記事を読む
民法改正~危険負担の原則が変更された~
たとえば、太郎さん(売主)が自己所有の建物を次郎さん(買主)に売却したとします。売買契約成立後、太郎さんが次郎さんに建物を引き渡す前に落雷によって建物が焼失してしまった場合、次郎さんは太郎さんに売買代金を支払う必要があるのでしょうか。
落雷というどうしようもない理由で建物は焼失しており、当事者双方に責任はありません。感覚的には、次郎さんは、建物の引渡しを受けられなくなったわけなので、代金……このブログ記事を読む
民法改正~法定利率の改正~
改正前の民法では、法定利率は年5%とされていました。
現代社会では、銀行に預けてもほとんど利息がつかないこのご時世で、年5%は異常な利率ですよね。
そこで、法律と実態を少しでも合わせるため、民法は以下のように改正されました。
(法定利率)
第四百四条 利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、その利息が生じた最初の時点における法定利率による。
2 法定……このブログ記事を読む
2020年4月から喫煙のルールが変わりました
1 はじめに
受動喫煙による健康への悪影響を防ぐための法律である「改正健康増進法」が2020年4月1日から施行されています(※国及び地方公共団体の責務等については2019年1月24日、学校・病院・児童福祉施設等、行政機関については2019年7月1日から既に施行されています。)。
改正当時、連日ニュースで報道されていたので記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。本日は、2020年4月1……このブログ記事を読む
民法改正~時効期間の改正~
これまでの民法では、時効期間について様々な種類がありややこしい状態でした。
たとえば、運送賃に関する債権や旅館・料理店・飲食店の債権は1年、生産者・卸売商人・小売商人が売却した産物・商品の代価に関する債権は2年、医師の診療・助産師の助産・薬剤師の調剤に関する債権は3年、(商法ですが)商人の取引は5年で消滅時効になるなど時効のルールがたくさんあってとにかくややこしい状態でした。
しかし、……このブログ記事を読む
民法改正~要物契約から諾成契約へ~
契約が有効に成立するためには要件があります。
諾成契約とは、当事者の申し込みと承諾という意思表示の合致で契約が有効に成立する契約類型のことです。たとえば、売買契約が典型です。
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