弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます⑦

最終更新日: 2018年11月14日

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執筆: 弁護士 根來真一郎

私は、3月上旬に、ラグビーの試合中に左膝を負傷しました。その結果、現在左膝の可動域に制限が生じており、整形外科で可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます。
スポーツ中の負傷ということで、交通事故で突然の被害者となった方とは異なりますが、治療やリハビリに関する参考になる方がいらっしゃるかもしれないと考え、ブログにアップしています。
【参考】
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます①
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます②
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます③
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます④
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます⑤
弁護士が左膝の可動域制限改善のリハビリに取り組んでいます⑥

治療終了

3月上旬の負傷から半年以上が経過し、痛みはほとんどなくなりました。それに伴い、左足の筋出力を上げるためのリハビリメニューは、まるで学生時代のトレーニングのように厳しくなっていきました。レッグプレスにとどまらず、片足スクワット、片足ジャンプ&しゃがみこみ、カーフレイズ(ふくらはぎ)と、限界まで追い込みます。おかげでTシャツは汗だくになり、リハビリ後はフラフラとなってしまいます。

そのおかげで、再び左右の筋出力を測定してみると、怪我をしていない右足と怪我をしている左足で、ほぼ同じ形のグラフを描くようになりました。

青色:怪我をしていない右足
赤色:怪我をしている左足(現在)
黄色:怪我をしている左足(リハビリ途中)

多少時間が余計にかかってしまってはいるのですが、怪我をしている左足も、怪我をしていない右足と同じように、初動でほぼ一直線に筋出力が伸びていき、その後もほぼ一直線に筋出力が伸びていくようになりました。リハビリ途中に測定した左足の記録と比較すると、リハビリ途中はふにゃふにゃとしたグラフであったのに対し、現在は一直線のグラフとなっていることが一目瞭然でした。

医師や理学療法士の先生と相談し、治療は終了、競技復帰もいいでしょうということとなりました。長かったリハビリも完了し、これで競技復帰となりました。

交通事故の場合、重要なこと

リハビリを経て、無事に治癒(100%回復)をすることができました。お世話になった医師や理学療法士の先生、トレーナーの皆さんには本当に感謝しております。私の場合はスポーツ中の負傷ということで、交通事故で突然の被害者となった方とは異なります。ただ交通事故の被害者の方には、治療を終了するタイミングには本当に注意をいただきたいと思います。

治癒(100%回復)の場合、診断書には「治癒」という項目があり、この項目に記入がされることとなります。保険会社が治療費を支払うのは治癒(100%回復)するまでですので、以後は「やはりもう少しリハビリを続けたい」と考えたとしても治療費は原則として出ないこととなります。

また、症状が残ってしまい症状固定とした場合、後遺障害診断書に「症状固定日」が記入されることとなります。保険会社が治療費を支払うのは症状固定までですので、以後の治療費は出ないこととなります。

そのため、治癒(100%回復)したか、あるいは症状固定とするかは、医師の先生と慎重に相談して決めていただきたいと思います。

治癒(100%回復)や症状固定のタイミングについて分からないことがあれば、いつでも相談をいただければと思います。

※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。

執筆: 弁護士 根來真一郎