安全・安心な消費生活のためのシンポジウムin浦安 ~地域の力で防ごう 消費者被害~ に参加しました①

最終更新日: 2019年02月25日

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執筆: 弁護士 根來真一郎

平成31年2月2日(土)午後2時より、浦安音楽ホールにおいて、「安全・安心な消費生活のためのシンポジウムin浦安 ~地域の力で防ごう 消費者被害~ 」が開催されましたので、報告させていただきます。

消費者被害に遭わないため、特殊詐欺や悪質商法の最新の手口をご紹介し、市内で活動するさまざまな団体の方たちが地域で何をすればよいかを話し合う場として企画されたシンポジウムです。

基調講演

「消費者被害の防止と地域連携の必要」をテーマに、基調講演が行われました。

まずは、最近の消費者トラブルとして、架空請求等の具体例が紹介されました。架空請求は、弁護士等の法律専門家であれば一目で詐欺と分かるものが大半です。このブログを見られている方に怪しげな請求の葉書が届いたら、不安になって言われるままに支払わず、まずは弁護士に相談していただきたいと思います。

また、消費者被害を予防するため、地域連携による情報共有、見守り体制の構築が重要であることが説明されました。やはり、被害を防ぐ点においても、地域の横のつながりというのはとても重要と思います。

報告1

浦安市における消費者被害の実態と対策として、消費生活センターについての説明や、実際にどのような相談が持ち込まれているのかが報告されました。

消費生活センターとは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなどの相談を専門の相談員が受け付けて公正な立場から処理する機関です。中には、消費生活センターの存在を知らない方もまだまだ多くいらっしゃると思います。もし、弁護士に相談するのは気が引ける等がということがありましたら、とても頼りになりますので消費生活センターに相談してみてください。

報告2

千葉県弁護士会における消費者教育の取り組みとして、千葉県弁護士会で消費者教育を行っていることが報告されました。未成年者のスマホ所持率が上昇している昨今、未成年者の被害を防止するためには、早い段階から身近な消費者被害について学び、自分自身の身を守る意識を持つことがやはり大切であると思います。

長くなってきましたので、パネルディスカッションや宣言文採択に関する報告は、次回に続きたいと思います。

執筆: 弁護士 根來真一郎