弁護士がインテリアについて少しだけ話してみます⑧~ダイニングのレイアウト(必要寸法)~

最終更新日: 2022年05月10日

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執筆: 弁護士 根來真一郎

私が百貨店に勤務していた当時、家具の販売や仕入れを担当していました。弁護士でありインテリアコーディネーターでもある私が、インテリアと関連する法律問題について少しだけ話してみるという記事の第8弾です。

ダイニングのレイアウト(必要寸法)

ダイニングテーブルのレイアウト(必要寸法)

使いやすいダイニングテーブルのサイズについて、考えたことはありますでしょうか。「ダイニングテーブルなんて、部屋に置けるテーブルのサイズから選ぶしかないじゃん!」なんていう声が聞こえてきそうですが、少しだけ立ち止まって考えてみた方がいいかもしれません。

ダイニングテーブルには、ダイニングチェアがセットになっています。すると、まずダイニングチェアを置くスペースも必要となります。ダイニングチェアに座るときには、ダイニングチェアを引いて腰掛ける動作を行います。すると、ダイニングチェアを引くためのスペースが必要となります。スペースに余裕がない場合、椅子を引いたら壁にゴツンと当たってしまい体を無理やりねじ込むこととなってしまいます。これは、人が座っている状態よりもさらに多くのスペースが必要となります。

ダイニングチェアの後ろを人は通りますか?キッチンから料理を運ぶ等、家族がよく通るのでしたらさらなるスペースが必要となります。

人がよく通ることが想定されているのであれば、比較的スペースが取られていることが多いので問題とならないことが多いと思います。
では、壁際にダイニングテーブルを置く場合、どのくらいのスペースを取れば快適なダイニング空間になるのでしょうか。
答えとしては、テーブルから壁まで80cmくらいの余裕があれば、快適なダイニングとなると言われています。
ダイニングテーブルのサイズ選ぶ際に、少しだけ意識をしていただけると快適さが全然違ってくると思いますので是非ともご検討ください。

最近はインターネットでも必要な寸法は簡単に調べられるようになりました。しかしながら、意外と意識をされていない方が多いような気がします。リビングやキッチンについても、必要な寸法を調べてみると面白いかもしれません。

ちなみに、お店は広い空間なので商品が小さく見えます。ご自宅に置いてみると、「お店で見たときよりも、思ったより大きい…」「ちょっと圧迫感…」という印象を持つお客様も多いのでご注意ください。

最後に…

法律と関係ない話題に終始しましたが、家具販売店方等、家具の実務を知っている弁護士に相談したいという方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

執筆: 弁護士 根來真一郎