弁護士がインテリアについて少しだけ話してみます①

最終更新日: 2018年10月02日

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執筆: 弁護士 根來真一郎

私は、株式会社三越に勤務していた当時、家具の販売や仕入れを担当していました。お客様への接客を通し、ダイニングテーブルやデスク、照明、カーテン、ラグ等を日々販売しておりましたが、やはり単品を販売するにとどまらず、お客様が住まいでどのような生活を送るのか総合的な提案ができなくてはならないと考えるようになりました。

その結果、横断的にインテリアについて勉強してみようと考え、インテリアコーディネーターを取得することとしました。

当時のインテリアコーディネーターの試験は、マークシート式の学科試験、論文試験、図面作成試験が課されていました。

大学時代はラグビーしかしていなかった自分にとって、名作家具についてもまるで知らない状態でした。ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェア、ル・コルビュジエのシェーズロング、アルネ・ヤコブセンのエッグチェア、ハンス・ウェグナーのYチェア等、恥ずかしながら売場に立って初めて知った名作椅子達でした。

また、図面作成についても、“パース・・・?”“三角スケール・・・?“”テンプレート・・・?“”字消し板・・・?“という状態で、こんな便利な物が世の中に存在していたんだという新たな発見の日々でした。

そのような素人以下の状態から、インテリアの歴史や人間工学の勉強、図面作成の練習を重ね試験に臨みました。その結果、なんとか合格することができました。インテリアに関する体系的な勉強を経たことで、お客様への接客も自信を持って行うことができるようになった記憶があります。

現在は・・・

現在は、家具を販売することも仕入れを行うことはなくなってしまいました。

しかし、喫茶店や店舗に行けば、
「ルイスポールセンの照明だな。」
「やっぱりYチェアはいろんなところで使われている。」
「アントチェアも、いいな。」
「こんなところにキリムが!」
と、ついつい店舗のインテリアのチェックをしてしまいます。

個人の方からは、法律相談だけでなくインテリアの相談も是非ともお待ちしております。
また、家具販売店や問屋の経営者の方で、家具の実務を知っている弁護士に相談したいという方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。

執筆: 弁護士 根來真一郎