企業訪問‐株式会社リプラス様

最終更新日: 2019年04月10日

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執筆: 弁護士 前原彩

千葉県袖ケ浦市に本社を置く、プラスチックの再生加工を行う、株式会社リプラス様の企業訪問に行ってきました。私の所属する千葉北ロータリークラブの事業の一環でこのような有り難い機会をいただきました。ちなみにリプラス様は市原ロータリークラブに所属されています。

プラスチックリサイクルとは?

まるで小学校の学習のテーマみたいです笑

私たちが生活する上で様々なゴミが出されますが、その1つがプラスチックです。

そのプラスチックがどのような形でリサイクルされ、再度製品として生まれ変わるのか、その実際を目にすることができました。普段こういう現場を目にする機会はなかなかないので、本当に校外学習のようにワクワクの1日でした。

市町村によってはプラゴミの日が別に設けられているところもありますが、千葉市などはプラゴミの日ってないんですよね。それは何でなのか?など工場を見ているうちに普段気付かない色んな疑問が浮かんできました。

リプラス様では、フレーク(廃プラスチックの樹脂選別や不純物除去をしたのち、粉砕線状したもの)やペレット(フレークを溶解し粒状にしたもの)になった廃プラを加工して製品を作る過程を担っているそうです。溶解や型抜きの場面は見物でした。

海外諸国の廃プラの輸入禁止問題が国内企業に与える影響

今回の企業訪問は、実際に工場を見学するだけではなく、プラスチックリサイクルが今どういう状況にあるのか、リプラス社長様ご自身から講義を受けることもできました。

そこでは、2017年の年末から実施された中国の廃プラ輸入禁止問題に端を発して、日本国内では現在、廃棄物処理の受け入れ価格の高騰が生じていることを教わりました。中国の廃プラの輸入禁止措置については本当に漠然と知っていただけでしたので、今回の講義によってその輪郭がはっきりと見えました。

そして、これが廃棄物処理価格の高騰を引き起こしていることを初めて知りました。中小企業の経営にも直撃する問題です。今後もこういった問題に注目していきたいと思います。

小難しい話は倦厭しがちですが、自社の経営に大きく影響する話も多々あります。普段からそういう一件自分には関係ないかも?という話にも目を向けて、アンテナを高く張っていたいですね。

執筆: 弁護士 前原彩