弁護士になるまでの道のり
1. 弁護士を志したきっかけ
小学6年生くらいの頃、「ビギナー」というテレビドラマを見て、弁護士という職業に興味を持ちました。
「ビギナー」は、女優のミムラさんが主演の、弁護士や検察官、裁判官になる前の「司法修習生」を描いたドラマでした。法律を盾に弱者を守る、弁護士という職業が、非常に魅力的に見えました。
そのため、漠然と弁護士に憧れを抱くようになりました。
2. 大学・大学院時代
大学時代
弁護士という職業への憧れから、早稲田大学の法学部に進学しました。
大学2年生の後半から、本格的に司法試験を目指して勉強を始めました。司法試験に合格するまで、かれこれ5年間ほどはずっと法律を勉強していたことになります。振り返ってみると長い期間ですね…。
司法試験を受けるためには、予備試験という試験に合格するか、法科大学院(ロースクール)を卒業する必要があります。予備試験は合格率3%程度と非常に難しい試験だったので、自分は法科大学院に進学することを決めました。
大学院時代
大学卒業後は、慶應義塾大学の法科大学院に進学しました。
法科大学院は、3年間で卒業する未修者コースと、2年間で卒業する既修者コースの2つのコースがあります。自分は既修者コースで入学しました。
朝9時には学校に行き、夜11時に自習室を出るというような毎日を過ごしていました。今思うとなかなかしんどい日々を送っていました。
3. 司法試験
司法試験は、8科目の論文式試験と、3科目の短答式試験(マーク式試験)から成り立っています。全部の科目をまんべんなく勉強するのが非常に大変でした。
知り合いからは、「六法を全部覚えたの?」とか「条文全部言えるの?」とか聞かれましたが、実際には不可能です。
当時は5月に試験があり、9月に合格発表がありました。その間の4か月間は、発表までの緊張感と、勉強から解放された嬉しさで、妙に落ち着かない日々を過ごしていました。
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4. 司法修習・二回試験
司法修習
司法試験に合格してすぐに弁護士になれるわけではなく、1年間、研修を行う必要があります。これが司法修習と呼ばれるものです。
司法修習は、次の3つのクールがあります。
① 1か月間の導入修習(埼玉県和光市での研修)
② 9か月間の実務修習(47都道府県各地での研修)
③ 2か月間の集合修習(埼玉県和光市での研修)
②の実務修習では、弁護士、検察官、裁判官のそれぞれの仕事を、内部から見ることができます。検察修習では、実際に被疑者の取調べを行います。裁判修習では、実際の事件を基に判決文の起案などを行います。
実務修習を行う場所は希望を出すことができます。私は、希望通り仙台で実務修習を行うことができました。仙台での修習中は、もちろん法律の勉強もしていましたが、裁判官の方々と釣りに行ったり、修習生で旅行に行ったりと、公私にわたり充実した日々を送っていました。
二回試験
楽しかった修習の最後には、二回試験という最後の砦があります。この試験に合格できないと、弁護士になることはできないのです。
二回試験は、5 日間で37時間30分(1日7時間30分×5日間)、延々と論文を書き続ける、耐久レースのような試験です。
しかも、一科目でも不合格になってしまうと弁護士にはなれません。その場合、翌年の試験に合格しなければいけません。
何とか二回試験を乗り切り、無事に弁護士になることができました。
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5. 振り返ってみて
こうやって振り返ってみると、しんどかった記憶が色々と思い返されます。ただ、共に切磋琢磨できる仲間に多く出会えたことや、良いことも沢山ありました。
ご縁があり千葉で弁護士として活動することとなり、企業法務、交通事故、債務整理、相続、刑事事件などを取り扱ってまいりました。現在では企業法務をメインとしてお取り扱いしています。
依頼者様にとって最善の解決を実現できるよう、これからも日々鍛錬を続けていきたいと思います。
執筆: 弁護士 村岡つばさ