ドライブレコーダー買います!

最終更新日: 2018年03月16日

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執筆: 弁護士 松本達也

交通事故に関する法律相談の中には、ドライブレコーダーを搭載した車両の交通事故の相談もあります。実は私はまだ車につけていないのですが、とうとう購入を決意して最近ネットで機種を調べています。そこで今日は、ドライブレコーダーについてブログを書きます!

1 ドライブレコーダーとは (いまさらですが…笑)

ドライブレコーダーは車の前方(最近では後方も撮れるものもあります)に設置して、走行中の道路状況を撮影し、万が一事故があった場合に備える装置で、路線バスやタクシーでは設置が義務付けられています。
最近では、ドライブレコーダーを付けている車が増えてはいますが、一般の車ではまだ全体の10数%しか設置されていないそうです。

2 どんなメリットが?

(1) 相手の言い訳を封じる

交通事故では、運転者のうちどちらに事故を起こした原因(過失)が強くあるのかが、たびたび問題となります。事故直後は自分の非を認めていた相手が、次の日になると私には原因はなかった!と言うこともしばしばあります。このような事態に陥らないためにも、まずは、ドライブレコーダーの設置を強くお勧めします。
ドライブレコーダーが設置され、きちんと録画されている場合は、その映像が、どちらに過失があるのかを判断する重要な証拠となります。

(2) 自分の運転も丁寧になる

常に録画されているということは、自分自身の運転を慎重にさせる要因ともなります。そのため、交通事故を発生させるリスクは軽減されます。

(3) あおり運転対策

最近のドライブレコーダーには、前方だけでなく、後方も撮影可能な機種が販売されています。
交通事故の大半を占める事故の形態は、追突です。しかし、後ろから追突された場合、従来のドライブレコーダーでは前方しか撮影できないため、相手の反論を必ずしも封じることができませんでした。
これに対して、前方と後方を撮影可能な機種であれば、背後からの追突の場合でもはっきりと事故の瞬間を映像としてとらえることができます。また、一つ前の記事に記載した後方からの煽り運転に対しても、後方を録画できる機種であれば、かなりの対策ができます。
あおり運転対策の観点からも、ドライブレコーダーの設置がおすすめです。
あおり運転については一つ前の記事をご覧ください!!

3 注意点

ドライブレコーダーが設置されていたにも関わらず、事故にあったときにうまく録画されていなかったということが実はけっこうあります。ドライブレコーダーの容量不足や、暑さによってドライブレコーダーもしくはメモリーカードが破損していたことなどが原因としてあります。

このような事態に陥らないために、ドライブレコーダーは日ごろからしっかり点検しておいた方が良いです。

4 最後に

私は、後方も撮影出来て、夏の暑さにも負けないドライブレコーダーを探しています!ゴールデンウィークまでには買いたいと思います!
興味のある方は是非ともドライブレコーダーの購入を検討してみてください!

※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。

執筆: 弁護士 松本達也