若松中学校出前教室!

最終更新日: 2019年04月02日

カテゴリ:

執筆: 弁護士 前原彩

少し前の話になりますが、1月30日、千葉北ロータリークラブの活動で千葉市立若松中学校に「出前教室」に行きました。出前教室というのは、キャリア教育の一環で、様々な職業の人から直接講義などを受ける講座のことを言います。
私は「弁護士のヒ・ミ・ツ」というもったいぶったタイトルで、弁護士の仕事はどんな感じか、弁護士の面白さなどをお伝えしました。
中学校1年生を対象とする活動だったため、裁判や法律といったことをいかに分かりやすく伝えるか、という点にとっても苦労しました。果たして生徒のみなさんに上手く伝わったのでしょうか…後日実際に授業を受けた生徒の方々からアンケート結果が来るそうなのでひやひや。
中学校に入るのなんて、私が中学校を卒業して以来のことだったので、「あー体育館ってこんな感じだったよな~」とか「中学校の下駄箱ってこんなに狭かったんだっけ?」とか、いろんなことを思い出し、若干じーんとしました。

弁護士のヒ・ミ・ツ

弁護士というとどうしてもドラマなどの影響か、派手で華やかな活動をしているイメージが付きまといます。しかし実際の弁護士活動はとっても地味で地道な活動の積み重ねなのです。やはりドラマとは違います。という話ばかりをしていると弁護士という職業に夢を持ってもらえないため、実際の1日のスケジュールを説明したり、弁護士バッジを実際に手に取ってみていただいたり、六法を見ていただいたり…など眠くならないようにがんばりました。中には今から弁護士になりたいと思っている!と宣言している生徒の方もいて、とても嬉しく思いました。

生徒さんから質問を受ける機会もあったのですが、「今までの一番の失敗は?」なんていうグサっと刺さる質問なんかもあったりして気の抜けない時間でした。

どの職業もそうですが、実際のイメージと現実にやることがかけ離れていることも多いです。しかし可能性に溢れた13歳の生徒さんたちには、根気強く、臨機応変に対応して、自分の仕事の面白さを次々に発見できるような人になって欲しいと思いました。今回は1年生対象でしたが、2年生になると職場体験なんかもやっているそうで、できる限りいろんな経験をして欲しいと思います。

そういえば私が小学校のころは、スーパーに職場体験に行ったな~なんてことも思い出しました。懐かしい。

執筆: 弁護士 前原彩