日本ボート協会の委員を務めることになりました

最終更新日: 2018年01月07日

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執筆: 弁護士 粟津正博

弁護士の粟津です。皆様、競技用のボートというものをご存知でしょうか。井の頭公園の微笑ましいボートを、より競技用に特化したものを想像するとわかり易いかもしれません。2000mをヨーイドンで漕いで、そのタイムを競います。
1人で乗るものから8人で漕ぐものまでいくつか種類があります。オリンピック競技にもなっており、次回東京オリンピックでは是非注目していただけると幸いです。

私は、大学時代、一橋大学の体育会ボート部に所属しており、4年間埼玉県の戸田公園という所で合宿をしておりました。戸田公園には、1964年の東京オリンピックで使われたボート場があり、当時は主要な各大学がここに合宿所を構えて日々練習していたのでした。

冬のこの時期は、朝が寒くて大変つらいのですが、毎日5時過ぎには起きて練習をしていました。消灯は夜9時でしたのである意味とても規則正しく健全な生活を送っていました。今年話題になった鳥のムネ肉も浴びるように食べていました。当時は体重を70kgに増やすことを目標にしており(大学入学時は52kgでした)、毎日ご飯をマンガのように山盛りにして胃袋に詰め込むようにして食べていたのも良い思い出です。

さて、大変前置きが長くなりましたが、この度、平成29年度の日本ボート協会の委員を務めることになり、弁護士としての日頃の経験を活かして、ボート界のコンプライアンス維持・強化に携わらせていただくことになりました。
具体的には、日本ボート協会所属の選手・関係者から暴力行為・ハラスメント等の相談が寄せられた場合、窓口として対応し、適切に対処する役割を担うことを予定しています。
近年、セクハラやパワハラについて、注目すべき事件も起きており、ハラスメント問題に対する社会の関心が高まっています。依然ハラスメントに関する研修の講師を務めさせていただいたこともありますし、日頃の業務の関係でも、指導とパワハラの境界などについて、悩ましい相談を社長から受けることもあります。今後はコンプライアンスの面からボート界の健全な発展に貢献できるよう、誠実に務めさせていただきたいと考えております。

最近ではボートを漕ぐことはありませんが(淡々と漕いでいるように見えて、とてもハードなスポーツです。)、このような形で今後もボートに携わることが出来て非常に光栄です。青春時代にお世話になったボートに少しでも恩返しできるよう頑張ります。

※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。

執筆: 弁護士 粟津正博