ここに注意!千葉県の交通事故多発交差点!
車を運転される皆さんは、心にゆとりをもって注意深い運転をしましょう。
千葉県は交通事故が多い!
平成30年の交通事故の状況を見ると、事故の発生件数は1万7374件、負傷者数は2万1160人、そのうち死亡者数は186人に上っています。交通事故による死亡者数は全国で2番目の多さで、平成29年と比較すると32人も増えています(数字は千葉県警交通総務課平成31年1月10日発表資料から引用)。
千葉県の交通事故多発交差点
交通事故を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
慎重安全な運転をすることはもちろんですが、事故が起きやすい場所をあらかじめ知っておくことも重要です!ここで千葉県における平成29年の交通事故多発交差点について見てみましょう。※交差点の写真はいずれもgooglemapより引用しました。
ワースト1位 相之川交差点
市川市相之川3丁目14番2号
大きい交差点で、周囲に建物が多く見通しが悪いことから交通事故が起きやすくなっています。
この交差点での事故発生件数10件のうち、右折車と直進車の事故3件、左折事故2件、追突2件が占めています。直進車対右折車の事故に関しては、軽信は禁物で、対向直進車の動向をよく確認することが大切です!
ワースト2位 下市場交差点
八千代市下市場2丁目1番17号
ここは国道16号と県道296号が交わる交差点で、よく渋滞しています。交通量も多いことから事故が多いです。
この交差点での事故9件のうち、実に6件が直進車と右折車の事故です。
この交差点は見通しが悪いので右折方向の歩行者・自転車に気を取られがちですが、やはり対向直進車の動向をよく確認し慎重に進むことが事故を防ぐ上で重要です。
ワースト3位 千鳥町交差点
市川市千鳥町12番地
ここも高架下で見通しが悪いです。千葉方面から中山競馬場に行くときに通るので、競馬好きの方なら通ったこともあるのではないでしょうか。
この交差点での事故発生9件のうち、ここは6件が左折車の事故になります。
高架下で見通しが悪いことから、進行方向ばかりに気を取られると、直進車の動きを見逃しがちなので注意しましょう。
以上の交差点事故発生状況からもわかるとおり、直進車と右折車の事故が結構な割合を占めています。右折は左折と比べて歩行者や自転車との距離もあるので、そちらに気を取られがちです。安全確認はしてもしすぎることはないので、十分に注意して進みましょう。
※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。
執筆: 弁護士 前原彩