フルマラソン初挑戦!大人の運動不足解消法・マラソンは痩せるってホント?
1. フルマラソンにエントリー(7月)
突然ですが、皆様は運動不足ではありませんか?
まさに、私は超絶に運動不足でした。
「忙しいから・・・」という理由でまともな運動はほとんどしておらず、体重だけがいい感じで増加していました。
でも、食事制限はしたくないです。
運動不足解消は、重要な課題でした。
そこで、友達数人でフルマラソンに出ることになり、私もエントリーしました。
「京都マラソン」です。開催日は、2025年2月16日です。
軽い気持ちでエントリーします。
エントリーしたのが、7月下旬ごろだったので、このときはどこか他人事でした。
距離は、42.195 km、京都の観光地を巡る点も良いなと思いました。
目標は完走で、フルマラソンが近付いたら準備しようと考えていました。
2. 準備編(マラソン大会約3か月前)
2024年10月頃、抽選結果でマラソン当選の通知がきました。
このとき「本当に走ることになるのか・・・」と少し複雑な心境となります。
11月頃からフルマラソンに向けての次のとおり準備を始めます。
ランニングアプリのダウンロード
ランニングアプリは無料で距離の測定やタイムを計ってくれます。
ランニングアプリで管理することで、「今月これだけ走ったな」とやる気になるのでダウンロードしました。
11月
週に2~3回ランニングをしました。
1回の走行距離は2-3㎞から取り組み始めました。
11月の月間走行距離は32.79㎞。走行距離が長くなるとタイムが落ちる傾向があり、シューズが少し重いなと感じていました。
新しいランニングシューズの購入
ランニングシューズがなかったので、自分の足にあったランニングシューズを購入することにしました。
店舗で足型を図り、複数のランニングシューズの試着を行い、最終的にはミズノのウェーブライダー28というシューズを購入することにしました。
12月
12月上旬に新しいランニングシューズを購入したのでやる気満々です。
12月中旬ごろからは走行距離を一気に伸ばして10キロほどを走るようになります。週2回ほど走って月間走行距離は68.22キロになりました。
「なんだかいけそう」と変な自信が出てきます。
3. 調子に乗って走りすぎ!怪我で大ピンチ(マラソン大会1か月半前)
12月下旬ごろに一気に距離を伸ばして20キロ走ってみました。
10キロを超えたあたりで少し違和感がありましたが、無視して走り続けました。
すると、完走後も足底の調子が変です。踵あたりに痛みが発生しました。
ネットで調べると、足底筋膜炎の症状に一致します。マラソン初心者が急に走る距離を増やした場合によくなる疾患のようです。
歩行時の痛みはすぐになくなりました。しかし、ランニングすると痛むため、念のため長めの休養をとることにしました。
1か月ほど休養をとって、ランニングしたところ、1キロを超えたあたりで痛みが出てきます。
「これはやばい・・・」
マラソン大会まで1か月を切ってこの状況だと完走は厳しいと思うようになります。
完走への自信は完全になくなりました・・・
4. インソール2枚でピンチを脱出!(マラソン大会約10日前)
何とかこの状況を打破したいと思い、ネットで調べたところインソールの2枚履きという方法があることに気がつきます。
インソールに2枚履きは評価が分かれているところでしたが、とにかく試してみようと思い、一番衝撃を吸収してくれそうなインソールを購入して追加でランニングシューズの中に入れました。
そして、試しに走ってみると、全然痛くありません!!
9キロほどランニングをしましたが、足底はまったく痛むことなくランニングできました。
5. マラソン前日(2月16日)
マラソン大会の前日か前々日に参加者用のゼッケンをとりに行く必要があるため、受付会場に向かいました。
受付会場は、協賛企業がブースを出すなど活気に満ち溢れていました。海外からの参加者もかなり多い印象です。
コースマップもここでもらえたので、確認したところ、西京極総合運動公園からスタートして、嵐山・渡月橋、天龍寺、仁和寺、龍安寺、金閣寺、上賀茂神社、下鴨神社、銀閣寺、大徳寺、今宮神社、平安神宮など京都を代表する観光地の周辺を走るルートです。
「これは景色が楽しめそうだな」とワクワクしました。
驚いたこととしては、ゼッケンにGPSの機械が設置されていたことです。これでリアルタイムに参加者の位置情報の把握が可能です。
応援したい人がいれば、その人のゼッケン番号さえ知っていればリアルタイムにどこにいるのかを把握することができて応援できる仕組みです。
応援しやすい工夫がされていますね。
6. マラソン当日(2月17日)
(1)会場に到着・整列
初マラソンの参加なので一番後方のブロックからのスタートです。どうやら、過去のタイムなどを踏まえて早い人が前方からのスタートとなるようです。
スタートセレモニーが行われて、午前9時にスタートとなります。
【スタジアム内の雰囲気】
【マラソン開始前・待機ブロックからの光景】
(2)大人数のマラソン大会スタート
後方ブロックからなので、先頭スタート後13分ほどしてスタートとなります。
前はかなり詰まっており、道路幅が狭いところも多いため無理に走るのは厳禁だと思いました。流れに沿って走ります。
マラソン開始後数キロで嵐山のコースとなります。ここは非常に景色がきれいで走っていて気持ちよかったです。
その後母校である立命館大学付近を走り抜けて、今宮神社、上賀茂神社、府立植物園の中を通って河川敷のコースから丸太町、京都大学方面に走っていきます。
そして、最終的に平安神宮へと向かい走っていけばゴールとなります。
前半の約20キロは余裕があること、景色の変化が大きいこともあり、それほど辛くありませんでした。
しかし、後半は景色があまり変わらないこと、筋疲労がたまってランニングするのが辛い状況となってきました。
何度も大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)がつりそうになるなど体力的にもぎりぎりでした。
しかし、最後は気合いで友人みんなとゴールすることができました。制限時間が6時間の中で、5時間57分とかなりギリギリのゴールでした。
沿道で応援してくれた皆様やボランティアで参加されている皆様が温かい声を送ってくださいました。本当に感謝しかないです。
7. 体重は減ったのか
体重は、マラソン大会にエントリーしたときが、72-73キロほどでした。
しかし、エントリー後、体重が徐々に落ちていき69キロほどになりました。3-4キロの減量に成功しました。
しかし、フルマラソンの参加の前後で体重の増減はほぼありませんでした。
マラソンの途中で、京バームや千寿せんべいなどの給食があり、私はほとんどのエリアの給食を制覇しました。マラソン終わったあともたくさんご飯を食べたので体重はほとんど落ちませんでした。食欲って怖いですね。
8. 今後の運動不足を解消するための計画
今回は、直前1か月半ほど全然ランニングできていない状況でした。次は万全の準備をしてマラソンしたいと思います。
年に1回ずつ47都道府県のマラソン大会に参加すると、81歳ですべて制覇できる計算です。
長期的な視点で運動不足を解消するために毎年マラソン大会に参加するのもありだなと思いました。ちなみに、2025年の京都マラソンの最高齢は87歳でした。
2026年はサブ4(フルマラソンを4時間以内で走ること)を狙ってランニングしたいと思いました。
具体的には、週1回10キロ、月間走行距離50キロを目指してランニングを続けたいです!
執筆: 弁護士 辻悠祐