3秒で始める趣味

最終更新日: 2025年03月24日

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執筆: 弁護士 辻佐和子

1. 趣味を見つけました

おかげさまでたくさんお仕事をいただいて、忙しくさせていただいております。

ただ、お仕事もあって勉強もして家事育児もあるとなると、自分だけの時間は取りづらいものです。

趣味をしようにも、剣道だと稽古のために毎週外出する覚悟が要ります。ピアノだと弾いている間に子どもが膝に乗ってきて終わります。ランニングはそもそも走らないといけません。

もう最近は、細切れの時間でサブスク動画をみるのにも飽きてきました。

そして思い出しました。熊本の祖母が俳句をやっていることを。

よく考えたら、頭さえ動いていれば俳句は作れます。皿を洗いながらでも通勤中でも可能です。ついでに全くお金もかからず、道具も要りません。3秒で始められます。素晴らしいことです。

2. お茶に載りました

思いついたので早速、家事をしながら6句ほど作って、昨年の伊藤園の「お〜いお茶新俳句大賞」に投句しました。

運よく、そのうちの1句を佳作特別賞に採っていただきました。
「玄関の靴が大きくなって春」

自分の句が載ったお茶1ケースと賞状をいただきました!とてもありがたかったです。

日本のどこかで、拙句の載ったお茶が売られているはずです。見つけたら「おっ」と思ってください。

今や私は「お〜いお茶」ばかり買っています。最近はパッケージが大谷翔平になっているのも嬉しいです。

3. Eテレで放映されました

お茶の件が嬉しかったので、勢いづいてN H K俳句にも投句しました。
N H KのEテレで毎週日曜朝に放映されている番組です。

そうしたところ、兼題「梅」の回で特選二席に採っていただきました。2025年2月16日に放映されました。

「子が触れる幼き我を知る梅に」

木暮陶句郎さんに講評をいただけて光栄でした。お笑い芸人のアンタッチャブル柴田さんにコメントいただけたことも嬉しかったです。

4. 祖母も喜んでくれました

俳句をやっている祖母に上の2つを伝えたところ、たいへん喜んでくれました。

ちなみにこの祖母は、元小学校の国語の先生です。もう89歳になりますが、ママさんバレーをやって、社交ダンスに行き、句会に参加するという日程を「一日で」こなします。あと自転車でどこまででも行きます。

この人の直系卑属なので私は確実に長生きします。

5. 詠みましょう!

俳句を始めてから、辛いときにも「あ~~~~~……これ詠めるかな?」と思えるようになりました。人生のおトク感が増した気がします。

運が良ければお茶ももらえますし、お手軽な趣味なのでみなさまもぜひ!一句詠んでみてください。

あと私にはまだ俳号がないので、最高にかっこいい俳号の案をお待ちしております。

執筆: 弁護士 辻佐和子