物価高の今こそ、固定費の見直しを!
1. 固定費の見直しが重要
「最近、スーパーに行くたびにモノの価格が高くなっている気がする」
こんなことを思ったことはありませんか?
日本は今、インフレに突入しています。モノの価格が上がり、お金の価値が下がっています。
月々の支出を抑えるためには、少しでも価格の安いお店を探すのではなく、固定費を見直すことが効果的です。
今回は、見直すべき固定費の費目と、削減のための実践方法をご紹介します。
2. おすすめの見直すべき固定費
(1) スマホ料金
「大手キャリアから格安simに乗り換えること」を強くおすすめします。
「格安simなんて今さら紹介することではない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、docomo・au・ソフトバンクなどの大手キャリアに毎月1万円近く支払っている方は意外に多いのです。
格安simに変更すれば、毎月のスマホ料金の支払いを3000円以下に抑えることができます。
とはいえ「格安simといっても、種類がたくさんありすぎて選べない…」
こういった考えをお持ちの方はいませんか?
私が実際に使用していておすすめなのが、「楽天モバイル」です。次のような点がおすすめです。
- 毎月の通信量によって料金が決まる(上限は3000円程度)
- 20GB以上使用した以降はデータ無制限(Youtubeなどの動画も問題なく視聴可能)
- 専用アプリを経由すれば電話番号への通話が無料
- 楽天市場でのポイント倍率アップ
「楽天モバイルはつながらない」という口コミが以前は見られましたが、現在は通信エリアが拡大しています。少なくとも、私が生活している圏内では特に不便を感じたことはないです。
乗り換えを考えている方は、ぜひ楽天モバイルを候補に入れて検討していただきたいです。
(2) 各種保険
生命保険や医療保険
生命保険や医療保険は「どんな事態に備えて、誰のために加入しているのか」を改めて考えてみましょう。
日本では、高額療養費制度などの公的保険の内容が充実しています。そのため、預貯金の備えがいくらかあれば、自分のために保険に加入する必要性はほとんどないと考えています。
極論ですが、生命保険が必要なのは「自分に何かあった場合に、経済的に困ってしまう家族がいる方」だけだと思います。
特に独身で一人暮らしの方は、自身が加入している保険を見直すことをおすすめします。
賃貸住宅の火災保険
賃貸住宅の火災保険は、不動産仲介会社が指定するものでなく、自分で選択したものに加入することがおすすめです。
仲介会社から火災保険の指定をされても、「自分で加入します」とだけ伝えれば、すんなりと応じてくれることが多いです。
私自身も最近引っ越したのですが、年間の火災保険料が1万2000円から3600円まで下がりました。
ちなみに、加入したのは、日新火災海上保険の「お部屋を借りるときの保険」です。こちらの保険は、自身で補償金額などを設定でき、価格も良心的で非常におすすめです。
(3) 家賃
こちらは賃貸にお住いの方限定ですが、月々の支出の中で家賃は一番大きな割合を占めているのではないでしょうか。
家賃が今より3万円安いところに引っ越せば、たとえ引っ越し費用が50万円かかったとしても、2年でおつりがきます。
引越しのご予定のある方は、ぜひ固定費の見直しという観点から物件を探してみてください。
3. おわりに:一部でも固定費の見直しを
今回は、固定費の見直しについてご紹介しました。
あまり参考にならない所もあったかもしれませんが、もし今回の記事を読んで見直すべきかもと感じた方は、一部でも取り入れていただけると幸いです。
(※本記事は、2024年9月30日時点の情報です。)
執筆: 弁護士 大竹裕也