ドラマ「アンチヒーロー」一気見しました!
はじめに
皆さんは最近、ドラマは観ておりますでしょうか。
私、弁護士の川田(かわた)はあまり連ドラを観ないのですが、よく行く焼鳥屋さんのお姉さんが、「弁護士さんってドラマみたいな裁判するんですか?「アンチヒーロー」がすごく面白いんですよ~」と言っていたので、気になって観てみました。
個人的にはかなりハマってしまい、3日間で全話観きってしまいました…!
あらすじ
「アンチヒーロー」は、有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判で、どれほど不利な証拠がそろっている犯罪者でも、依頼人のために無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士の活躍を描いたドラマです。
弁護士のドラマというと、正義のために一生懸命闘う、みたいなストーリーが一般的で、真正面からザ・正義!ヒーロー!な活躍をするイメージですよね。
一方の「アンチヒーロー」では、必ずしも正攻法な手段ではなく、若干グレー時には黒な手段を使って、依頼人のために奮闘する弁護士を描いています。
長谷川博己さん演じる主人公の明墨弁護士は、弁護のためには手段を選ばないところが多々あり、弁護士目線では毎回ヒヤヒヤさせられました…。
「アンチヒーロー」の見どころ
① 弁護士の仕事についてリアルな作り込み
本物の弁護士が“法律監修”ということでドラマ制作に関与しており、法律用語や証拠の取り扱い、訴訟指揮など、実際の裁判に近い作り込みがされていました。
また、主人公の経営する“明墨法律事務所”も弁護士3人のいわゆる「街弁」らしい事務所で、実際の法律事務所に近いレイアウトだと思いました。
これには弁護士の私もニッコリです。
② 人それぞれの「正義」
ダークな印象の明墨弁護士、敵対勢力の野村萬斎さん演じる伊達原検事正、その他の弁護士、検察官、関係する人たちそれぞれに「正義」や守りたいものがあります。
敵味方という単純な構成ではなく、敵だ!悪い奴だ!と感じるような人物でも、共感できる点や考え方があり、刑事裁判を通して描かれる人間ドラマそのものだなという印象を受けました。
③ 俳優さんたちがとにかくカッコいい
主人公の明墨弁護士も、伊達原検事正も、それぞれの渋さというか「イケオジ」感が出ていて法廷シーンも非常にカッコよかったです。
私もカッコいい「イケオジ弁護士」を目指して頑張ろうと思います。
まとめ
「アンチヒーロー」は非常に面白かったです。(最終回は泣きました。。。)
現在はNetflixなどで配信されているので、一気見も可能です。
私はこのドラマを観て、日々のお客様との向き合い方が一層引き締まりました。自分なりの「正義」について考えながら仕事をしたいと思います。
一味違った弁護士のドラマを観たい方は、是非観てみてください!
執筆: 弁護士 川田啓介