やってはいけない行為(不動産)

投稿日: 2019年02月07日

カテゴリ:

不動産売買の営業であり得る行為として、営業マンが手付金を支払えない買主に対して手付金を貸し付けたり、分割払いの約束をすることが考えられます。このような営業行為は、お金のない買主の購買意欲を高めるもので、効果的な行為かもしれません。しかし、 このような行為は、買主が容易に契約できるかのような心理状態に陥らせ、後日買主が冷静になって購入意思を失い、売買契約の解約を申し入れようとしても、契約が成……

このブログ記事を読む

宅建登録実務講習を受けてきました!

投稿日: 2019年02月01日

カテゴリ:

平成30年度の宅建試験を受験して、試験に合格したので、先日宅建登録実務講習を受けてきました。 そもそも、宅建士試験を受けた理由は、不動産に関する事件を扱っているうちに、宅建業法を一通り勉強する機会が欲しいと思い受験しました。宅建業法自体は事件に関係する範囲については勉強していたのですが、事件と関係しない範囲については、あまり勉強する機会がなかったので知識に偏りがありました。宅建試験を受験……

このブログ記事を読む

法定相続人の範囲と法定相続分の計算

投稿日: 2018年06月06日

カテゴリ:

法定相続人の範囲 相続人の範囲は、条文の通りです。 具体的には、 被相続人(亡くなられた方)に子供がいる場合は、子供が相続人となります。子供が既に亡くなっている場合は、その下の代である孫、ひ孫などが相続人となります。これは代襲相続といいます。   ↓子供などの直系卑属がいない 被相続人に子供などの直系卑属がいない場合、被相続人の両親が相続人となります(両親がいない場合は、……

このブログ記事を読む

戸籍調査の方法

投稿日: 2018年06月04日

カテゴリ:

一般の方にはわかりにくい戸籍の記載 戸籍の調査は、相続の際に、相続人の範囲を確定するために必要なものです。戸籍には、いろいろな情報が記載されていますが、どこをどう見ればいいのか分からないのが普通だと思います。たとえば、相続関係図を作りたいと思っても、適切に戸籍を調査できなければ、相続関係図を作成することはできません。そこで、今回は、戸籍を見る際のポイントをいくつかあげたいと思います。 ……

このブログ記事を読む

クーリングオフの対象取引~補足~

投稿日: 2018年05月30日

カテゴリ:

クーリングオフについて、これまでブログの中で説明してきましたが、対象取引について、きちんと説明したのが、訪問販売ぐらいだったので、残りの対象取引の中でもとくにイメージがつきにくい、特定継続的役務提供に係る取引・訪問購入に係る取引・連鎖販売取引・業務提供誘引販売取引がどのような取引なのか簡単に説明しておきます。 特定継続的役務提供にかかる取引とは 長期継続的な役務の提供とこれに対する高額の対……

このブログ記事を読む

クーリングオフするための条件は何?

投稿日: 2018年05月28日

カテゴリ:

前回の記事では、クーリングオフとはどのようなものか、クーリングオフの対象となる取引(特に訪問販売)についての説明を行いました。 今回の記事では、クーリングオフするための条件とは何かを説明していきます。 クーリングオフするための条件 その①:クーリングオフの対象取引であること クーリングオフするためには、訪問販売・電話勧誘販売に係る取引・特定継続的役務提供に係る取引・訪問購入に係る取……

このブログ記事を読む

クーリングオフって何だろう?

投稿日: 2018年05月21日

カテゴリ:

特定商取引法におけるクーリングオフとは 特定商取引法におけるクーリングオフとは、申込みまたは契約の後に契約書等の書面を受け取ってから一定期間内なら(解除原因や取消原因不要という意味での)無条件で解約できるというものです。具体的には、一定の書面を受け取ってから、訪問販売・電話勧誘販売に係る取引・特定継続的役務提供に係る取引・訪問購入に係る取引においては8日間、連鎖販売取引・業務提供誘引販売……

このブログ記事を読む

自己破産、自動車の引き揚げ要請に応じるべきか③

投稿日: 2018年05月07日

カテゴリ:

【これまでの記事はこちら→】 自己破産、自動車の引き揚げ要請に応じるべきか① 自己破産、自動車の引き揚げ要請に応じるべきか② 否認権とは 否認権とは、破産者が破産手続開始決定前にした破産債権者を害する行為の効力を否定して、破産財団から逸出した財産を回復するため、破産管財人に与えられた権利です(破産法160条)。 下記の裁判例では、信販会社の自動車の引き揚げ行為が、否認権の対象……

このブログ記事を読む

自己破産、自動車の引き揚げ要請に応じるべきか②

投稿日: 2018年05月02日

カテゴリ:

【前回の記事はこちら→】自己破産、自動車の引き揚げ要請に応じるべきか① 最高裁判所平成22年6月4日判決 事案の内容としては、 購入者、販売会社、信販会社の三者で、購入者が販売会社から自動車を買い受けるとともに、売買代金から下取車の価格を控除した残額を購入者に代わって販売会社に立替払することを信販会社に委託すること、本件自動車の所有権が購入者に対する債権の担保を目的として留保さ……

このブログ記事を読む