交通事故賠償・後遺症の基礎知識と弁護士等の活用方法(2014.4.14)
- 開催日時:
- 2014年04月14日
- セミナー分類:
- 交通事故
- 主催:
- 弁護士法人よつば総合法律事務所
- 講師:
- 大澤 一郎 大澤 一郎のプロフィール
川﨑 翔 川﨑 翔のプロフィール
前田 徹 前田 徹のプロフィール
外部の後遺障害認定に詳しい専門家
交通事故賠償・後遺症の基礎知識と弁護士等の活用方法(2014.4.14)
本セミナーに関連する質問と回答
- Q 代理店が弁護士を紹介するきっかけにはどのようなものがありますか?
- 経験上次のようなものがあります。
- お客様に正しい知識を理解していただきたい。
- お客様から弁護士に相談・依頼したいという希望があった。
- お客様の損害賠償額を上げたい。
- Q 事故後に円満に示談交渉が進まない場合にはどのような場合がありますか?
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- ①物損でこじれている場合、②過失割合でこじれている場合が多いです。
- ③休業損害などの怪我の補償がこじれている場合もあります。
【解説】
- いずれの場合も弁護士への相談により前向きに進む可能性があります。特に、正しい知識をお客様が理解することにより解決に向かう可能性があります。
- Q 保険会社が紹介する弁護士でも大丈夫ですか?
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- 大丈夫です。ただ、保険会社が紹介する弁護士がどのような弁護士がわからない場合もあります。事案によっては代理店の皆様が直接面識のある弁護士に紹介した方がよいかもしれません。
- Q 外傷性頚部症候群(むちうち)の初動対応で注意すべき点は何ですか?
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- お客様がまだ通院していない場合、早急に通院をお勧めしましょう。
- お客様が整骨院に通院する場合、病院との並行受診をお勧めしましょう。
- お客様の怪我の程度が重い場合、MRI検査などの精密検査の可能性を検討しましょう。
【解説】
- 事故当日や事故翌日などに通院していない場合、「たいした怪我ではなかった」と保険会社が主張してくることがあります。怪我をしている場合には、事故後早期の通院をお勧めしましょう。
- 整骨院に通院する場合には整形外科も受診することが必要です。整骨院のみの通院の場合、後日治療費が支払われなかったり、慰謝料の額が極端に減ってしまったりすることがあります。
- 事故後6カ月を経過しても改善しない場合、後遺障害申請を検討しましょう。MRI検査の異常所見があると後遺障害申請が通りやすくなります。
- Q 高次脳機能障害の初動対応で注意すべき点は何ですか?
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- 家族や第三者からみて事故前と比べて変わったところがないか確認しましょう。
- 脳外科や脳神経外科での診察を受けましょう。
- CT画像やMRI画像などの画像所見があるか確認しましょう。
【解説】
- 高次脳機能障害は本人が自覚しにくい症状です。「事故前と比べて何か変だ」と感じた場合には専門医での診察をお勧めしましょう。
- 交通事故の場合、骨折などがあると整形外科での治療がメインとなることが多いです。脳外科や脳神経外科での診察が後回しになってしまったり、脳外科や脳神経外科での診察をしないままとなってしまうことがありますので注意しましょう。