川﨑 翔 インタビュー

川﨑 翔

Sho Kawasaki

川﨑 翔 弁護士プロフィール

よつば総合法律事務所を就職先として選んだ理由を教えてください。
実家が開業医だったこともあり、「医療×法律」の仕事がしたいと考え、当初は病院側で医療過誤事件を扱っている事務所への就職を考えていました。
しかし、事務所訪問をしてみると、そのような事務所の多くは保険会社の顧問で、病院の経営に関わる業務を取り扱っている事務所はありませんでした。

そんな中、偶然にも当事務所を知り、事務所訪問に行きました(当事務所の本店がある柏市は、私の実家がある流山市の隣でした。)。私は大澤に「法律の力で医療の世界をサポートしたい」というような話をしました。大澤からは「今、うちの事務所に医療機関の仕事はないが、考え方は面白いと思うし、うちの事務所でそれをやってみたら。」と言われました。

自分の志望を理解してくれる所長のもとで、弁護士としての「基礎体力」をつけつつ、医療の専門性を身に着けようと考え、当事務所への就職を決めました。
当事務所は今でも、個々の勤務弁護士のキャリアプランを考慮しつつ、事件の配点や教育をしています。

専門分野について教えてください。
親戚に医師が多く、医療知識を比較的習得しやすい環境にあったため、交通事故を専門的に扱っています(今でも定期的に整形外科医や脳外科医を招いて知識の研鑽に努めています。)。被害者の負った障害がどのようなものかを見定め、的確な後遺障害等級が認定されるようサポートしています。交通事故を多く扱う弁護士向けの講演を依頼されることもあります。

最近では個人クリニックから大規模な医療法人まで、さまざまな医療機関からの顧問契約が増えています。「あらゆる法的リスクから医療機関を守る」をミッションに掲げ、医療機関側の弁護士としての業務を行っています。

よつば総合法律事務所の魅力を教えてください。
私が入所したときは、弁護士1名の小さな事務所で、個人の債務整理や破産事件がほとんどでした。

しかし、そこから弁護士数が増え、それぞれの専門分野を伸ばしてきました。税理士登録をして企業の仕事を増やした弁護士もいますし、社労士登録をして労務問題を専門的に扱っている弁護士もいます。私が入所を決めた理由もそうでしたが、「柔軟性」が当事務所の魅力だと思います。

また、交通事故、企業法務、労働事件、相続など、それぞれについて得意な弁護士が所属しています。得意な弁護士と共同受任することで各分野をまんべんなく勉強できる点も、魅力ですね。

業務分野・専門分野について悩んでいる修習生に伝えたいことはありますか。
最初から希望する業務分野や専門分野が決まっている人は少ないと思います。そういう意味では私は変わっていたと思いますね。

そんな私でも、弁護士になった当初はほとんど医療機関の顧問はなく、医療知識へのアクセスのしやすさから交通事故業務を扱うことにしました。そのうち、協力してくれる医師が増え、結果的に医療機関の顧問が増えるようになりました。何がきっかけになるかわからないですね。

一方で法律はあらゆる分野に関連します。新しい技術や業務分野が世に出た瞬間、法律問題が生じます。常にアンテナを張って、法律を使って世の中をよくするとができる分野がないか探してみるといいのではないでしょうか。

今後の目標を教えてください。
健全な医療経営を法律面から支援できる弁護士として、全国的に仕事をしたいと思っています。

また、現在は医師の起業したベンチャー企業の役員も兼務しています(法務部兼営業部といった感じです。)。「挑戦する医師」の支援もしていきたいですね。

これから応募される方へのメッセージをお願いします。
進路を決めるにあたってはいろいろな人の話を聴きに行くのがいいと思います。「どこへでも入り込める」というのは修習生の特権です。

様々な話を聴く中で、当事務所を選んでいただけたら幸いです。