柏市整形外科医会の学術講演会の講師としてお招きいただき、交通事故診療に関わる法的諸問題について講演いたしました。
具体的な内容は次のとおりです。
- 後遺障害の認定の流れ
- 後遺障害に関する基本的な視点
- 診断書の作成のポイント
- 交通事故の患者対応のポイント
地元の整形外科の先生を中心に、約75名の皆様にご参加いただきました。
研修会を開催した背景と目的
柏市整形外科医会の学術講演会の講師としてお招きいただきました。
交通事故は、患者や保険会社とトラブルになりやすいという声をよく聞きます。
そこで、交通事故の患者対応や後遺障害のポイントについて弁護士が解説しました。
研修会の内容
1. 後遺障害の認定の流れ
事故の発生から後遺障害の認定までの流れを解説しました。
2. 後遺障害に関する基本的な視点
医学(治療)と法学(賠償)の2つの側面が後遺障害にはあります。
そして、弁護士の立場から、特に患者数が多い頚椎捻挫 について、次のような点を解説しました。
- ① 後遺障害の有無により賠償額が大幅に異なること
- ② MRI検査や神経学的所見など賠償に特有のポイントがあること
3. 診断書の作成のポイント
交通事故の診断書や後遺障害診断書で注意すべきポイントを解説しました。
4. 交通事故の患者対応のポイント
交通事故の患者の不安として次のような声が多いことを紹介しました。
- ① 自覚症状を理解してもらえない。
- ② どこまで賠償されるのか不安である。
- ③ 仕事への影響が気になっている。
- ④ 保険会社への対応をどうすればよいかわからない。
そのうえで、交通事故の患者対応や保険会社対応の注意点を解説しました。