不動産会社様が知っておきたい家賃滞納と立退き問題への法的対応策

開催日時:
2017年06月16日
セミナー分類:
不動産
主催:
よつば総合法律事務所
講師:
川﨑 翔 川﨑 翔のプロフィール
対象者:
不動産会社様

不動産会社様が知っておきたい家賃滞納と立退き問題への法的対応策

セミナー報告

不動産会社様は、家賃滞納や立退きの問題に悩むことがあります。そこで、家賃滞納による明渡の全体的な対応方法を解説しました。

具体的には、次のような点を解説しました。

  1. 家賃滞納があった場合の対応方法
  2. 裁判で立退きを求める場合の対応方法
  3. 強制執行の流れ
  4. 複数の選択肢があること

セミナーを開催した背景と目的

よつば総合法律事務所では、定期的に不動産会社様向けのセミナーを開催しています。そして、家賃滞納と立退きは個別相談の多い分野です。

そこで、皆様の日々の業務を円滑に進めていただきたく、本セミナーを開催しました。

セミナーの内容

1. 家賃滞納があった場合の対応方法

家賃滞納があった場合、事案に応じて次のような対応が必要であることを解説しました。
① 早期に貸主が家賃を督促
② 弁護士による請求書の発送
③ (事案に応じて)賃貸借契約を借主の約束違反により解除
④ (事案に応じて)建物の明け渡しを求める通知書の発送
⑤ (事案に応じて)裁判の提起

時間が経過すればするほど、滞納賃料の振込がある確率は下がります。早期の対応が重要です。

2. 裁判で立退きを求める場合の対応方法

家賃の滞納が交渉で解決しないときは、裁判で立退きを求めることができます。

裁判で立退きを求めるときは、おおむね次のスケジュールで進むことを解説しました。

3. 強制執行の流れ

①裁判で判決が出たにもかかわらず借主が明渡をしない場合、②裁判所で裁判上の和解をしたにもかかわらず、借主が約束通りの明渡をしない場合には、強制執行により明渡を求めることができます。

強制執行を行う場合、一定の期間と費用がかかります。そこで、具体的な事例を元にして、強制執行にかかる期間と費用を解説しました。

4. 複数の選択肢があること

賃料滞納による立退き問題の解決には、次のようなパターンがあります。どの方法がよいかは専門的な判断が必要ですので、まずは詳しい弁護士へのご相談をおすすめします。
① 裁判をしない話し合いによる解決
② 裁判をしたうえでの話し合いによる解決
③ 強制執行による解決

参加者の声

  • 家賃滞納の場合の対応方法を改めて確認できました。
  • 明渡の問題があったときは相談したいです。
  • いつもセミナー参加しています。ありがとうございます。

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