もうすぐ改正不動産登記法が施行されます!
- Vol.165
- 2023年02月号
- 目次
- 「裏よつば」
- 「事務所合同総会・写真撮影レポート」
- 「法律記事:もうすぐ改正不動産登記法が施行されます!」
- 「お勧め書籍のご紹介」
- 「ワインが苦手な人のためのワインの選び方」
- 「弁護士のおすすめアプリ」
裏よつば
「裏・よつば」では所員から弁護士の気になる噂や事柄を募り、本人からの回答をご紹介していきます。弁護士の意外な一面を発見したい方は必見です!
to 今村さん「机の上や周りに塵ひとつありませんが、1日に何回程度、どのように掃除しているのか教えて下さい。」
掃除は年末の大掃除のときくらいです。
私が急に休んでも誰かが代わりに物を探しやすいように、物は決まった場所に仕舞うか、捨てるようにしてます。
探し物に費やす時間を減らすために、なるべく物を溜めないように心掛けているので、机周りがスッキリ見えるのかもしれません。
to 根來さん「ジャケットの中に大量のボールペンを忍ばせていると聞きました。MAXで何本くらい入っているのでしょうか。」
最近は、黒ボールペンと赤ボールペン1本ずつです。
前職の百貨店勤務時代は、自分用&お客様用ボールペン、三角スケールという縮尺に対応した定規、みつまめ(のしの種類等、三越の進物まめ知識を手帳サイズにまとめたマニュアル) 等々、大量に内ポケットに入れていました。
事務所合同総会・写真撮影レポート
全事務所合同の総会を開催しました
3年前の1月より新しい弁護士が4名増え、19人が集合しました。
今年度は千葉事務所と柏事務所をオンラインで結び、初の2拠点に分かれた総会となりました。
最初は、代表弁護士大澤の「今後の弁護士業界は」などのお話がありました。皆、真剣に耳を傾けておりました。
大澤の次は、各事務所所長、各部門責任者からのお話があり、その次に、2020年以降に入所した弁護士、スタッフより、自己紹介も兼ねたお話がありました。
総会の後は、恒例のビンゴ大会を粟津と松本の進行により開催し、皆、真剣にビンゴカードを握り締めていました。さて、一等賞は誰の手に?
今年度も皆様の問題解決の為に一層尽力して参ります。
皆様にとって新しい年がより佳き年になるよう心よりお祈り申し上げますとともに、本年も旧年と変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
新年写真撮影会レポート
午後からは弁護士の写真撮影です。今年も晴天に恵まれましたが、室内での撮影となりました。
弁護士全体の撮影時には弁護士数19名と最多のため、多くの工夫がなされました。
当日スムーズに進められるよう、並び順変更があった際に素早く入れ替えができるよう、事前に色分けした紙が配られました。
まずは弁護士全員のショットを撮りました。次に横並びの写真のショットなのですが、数が多すぎるので左右に分かれて行いました。その後は事務所ごと、新人弁護士等たくさん撮影しました。
新年早々の弁護士全員の撮影会はとても清々しい気持ちになります。
この日に撮影した写真は順次、ホームページや各種配布資料などで公開予定です。ぜひ最新のよつば総合法律事務所の写真をチェックしてみてください!
法律記事「もうすぐ改正不動産登記法が施行されます!」
1.はじめに
2021年に公布された改正不動産登記法は、2023年4月から順次施行されます。近年、相続登記を行わないなどの理由から、所有者不明土地問題が増加しています。このような土地の発生を防ぐために、大きく分けて3点、相続登記に関する規定、住所変更登記に関する規定、不動産登記の公示機能を高めるための規定が改正されました。
このうち直近2023年4月に施行されるのは、不動産登記の公示機能を高めるための規定の一部ですので、今回はこの部分について解説します。
2.改正のポイントと直近の施行による影響は…?
・形骸化した登記の抹消手続の簡略化
改正前の規定では、存続期間が満了している地上権等の登記や買戻しの期間が経過している買戻しの特約の登記、解散した法人の担保権に関する登記といった、実態と異なる登記が残存する問題が生じていました。今回の改正では一定の場合に登記権利者の単独申請で抹消を可能とする規定が定められました。
→実態にそぐわない登記の抹消が簡易化します
・登記簿の附属書類の閲覧制度見直し
改正前の規定では、土地所在図等の図面以外の登記簿の附属書類は、請求人が「利害関係」を有する範囲に限り閲覧できることになっていましたが、具体的な範囲が分かりづらい点と、プライバシー保護の観点から附属書類の性質を検討する必要があったため、今回の改正ではこの部分が「正当な理由」に変更されました(不動産登記法121条3項)。
→「正当な理由」は今後通達等で明確化する見通しで、閲覧の可否に関して書類の性質も加味されることになります
3.まとめ
今回は直近で施行される不動産登記法の改正点について簡単に解説しました。さらに詳しい改正内容、今後順次施行される予定の規定等に関心がおありの方は、法務省のサイト内「所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し」に説明がありますので、ご覧ください。
(文責 弁護士 川田 啓介)
― 人生を元気で豊かにするお勧め書籍のご紹介 ― 「礼儀作法入門」 山口瞳 著
今回の「人生を元気で豊かにするお勧めの書籍」は、弁護士前田徹から紹介させていただきます。
昨年末に本棚の整理をしていたところ、本棚の奥から昔読んでいた本がいくつも出てきて、懐かしく読み返していました。この中の一冊に、今回ご紹介する『礼儀作法入門』(1975年出版)がありました。
著者の山口瞳さんは、大正生まれで昭和期に活躍された小説家・エッセイストです。この本は、『礼儀作法入門』のタイトルがついていますが、多くのマナー本とは異なり、筆者の強いこだわりや価値観が様々なエピソードとともに書かれていて、エッセイとして楽しく読めます。著者自身はこの本のことを「礼儀正しくしようとして悪戦苦闘する男の苦心談と失敗談である。」(※山口瞳さんは男性です)と説明していますが、納得できます。
誰に勧められて読んだのかは忘れてしまいましたが、私はこの本を学生時代に読みました。そのときはよく分からないことも多かったのですが、20年以上経て読み直してみると理解できるようになったことも多くあり、自分の成長を感じるとともに、「歳をとったんだなぁ」と実感しました(笑)。
以下、著書の中で(正しいか否かは別として)印象に残った話をいくつか挙げてみます。
・パーティーに出席するときの心構えとして、①会費をとるパーティーでは、主催者は赤字であることがほとんどなので、会費を払ったからといって大きな顔をしてはいけない。②パーティーで大切なのは会話や交流であり、特に立食パーティーでは、あまりガツガツとものを食べるのは控えた方がいい。できればパーティーの前に軽く食事をしてから参加した方がいい。
・結婚式などの祝辞のときは、会場、客、その場の雰囲気に合わせて内容や話し方を変えるべきである。会場がシーンとしているときには主賓について細やかなエピソードなどを話した方がよく、他方で、余興などで会場が賑やかになっているときには(誰も聞いていないので)大きな声で、極めて短く、極めて大雑把な話をした方がいい。事前に2パターン準備しておいた方がいい。
・紳士たるものギャンブルに強くなければならず、「鴨」になってはいけない。勝負事に不向きで「鴨」にされると悟ったら、即刻ギャンブルはやめるべきである。
中には時代を感じるお話も多々ありましたが、軽快な語り口でサラッと読めますのでお勧めです。
私も、年末年始にかけて読み直しました。その結果、今年の抱負は「礼儀作法をわきまえた紳士になること」に決まりました。
(文責 弁護士 前田 徹)
過去のコラムは当事務所サイトのニュースレターバックナンバーをご覧ください。
当事務所ニューレターバックナンバー
皆様、サイゼリアでワインを飲んだことはありますでしょうか。
サイゼリアは皆様ご存じかと思いますがイタリアンレストランです。柏にも複数あります。
イタリア人も(多分)びっくりの価格です!
味はぶどうジュースのような感じの味です。サイゼリアの食事にとてもよく合います。
ちなみに、1500ミリリットルのマグナム(1100円)もあります。
参照元:サイゼリアグランドメニュー(サイゼリアWEBサイト)
1人だったら500ミリ飲めば十分な量です。
若鳥のディアボラ風(鳥のステーキ)(500円)、スープ入り塩味ボンゴレパスタ(500円)を頼めばおつまみもあり、お腹もいっぱいです。
焼き鳥居酒屋の鳥貴族にも同じような白ワインがあるのですが、鳥貴族よりサイゼリアの方がワインは安くて充実しているような気がします。
参照元:鳥貴族ドリンクメニュー(鳥貴族WEBサイト)
他にも、飲んだことはまだ一度もないですが、白ワイン、赤ワイン共に何種類かサイゼリアにはあります。
今度飲んでみます。
(写真は、2022年の年末に家族5人でサイゼリア柏南口店に行った際にとった画像です。500ミリは結構量多いです。)
(文責 弁護士 大澤一郎)
弁護士のおすすめアプリ
MindMeister(マインドマイスター)
千葉事務所 弁護士 堀内 良おすすめ
おすすめのスマホアプリを、弁護士堀内良からご紹介いたします。
こちらはマインドマップ®(中心となるキーワード等を起点として、そこから放射状に項目やイメージをつなげていくもの)のアプリの1つです。
マインドマップ®は複雑で階層的な繋がりをコンパクトに確認することができます。
思考の整理、思考の展開、記憶の定着、連想などに有用です。
こちらのアプリでは、作成したマインドマップ®を、中心となるキーワードを起点としてそこか
ら順次展開して確認することができます。講演やプレゼンテーションのメモ、備忘録としても活用できます。
著名なユーチューバーの方がプレゼンテーションツールとしてマインドマップ®を利用しているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
弁護士目線からしますと、主張や尋問事項の整理にも役に立つツールです。
普段のメモ代わりに使用することもできます。無料のプランもあるようですので、お試しにいかがでしょうか。
Time Tree(https://timetreeapp.com/intl/ja)
柏事務所 弁護士 辻 悠祐おすすめ
タイムツリーはスケジュールをグループで管理することができるアプリです。
家族でスケジュール管理をする際に便利です。
たとえば、飲み会の予定が入っている場合に事前に奥さんに伝え忘れて怒られた経験はありませんか?
タイムツリーに予定を入れておけばスケジュールが共有されるので、そんな心配もございません!
ただ、自分でスケジュール入れ忘れることも多いので、入力漏れにはご注意ください。
Anyca
千葉事務所 弁護士 川田 啓介おすすめ
個人間のカーシェアのアプリです。
よくあるタイムズなどとの違いは、個人間で借りるからこそ好きな車種や面白そうな車を低価格で気軽に借りることができる点です。
デートにオープンカーを借りたり、ちびっ子とのお出かけにキャンピングカーを借りるなど、車を使った遊びの幅が広がるのでおすすめです!
i読書ー青空文庫リーダー(https://apps.apple.com/jp/app/i読書-青空文庫リーダー)
柏事務所 弁護士 辻 佐和子おすすめ
著作権の存続期間が切れた文学作品を配信しています。夏目漱石や芥川龍之介、宮沢賢治、江戸川乱歩、といった名だたる文豪の作品をタダで(!)読むことができます。
作品の何%まで読んだかも表示されるので、ちょっと小難しい作品でも「もうちょっと頑張って読んでみるか」という気になれます。最近読書をしてないなと思ったら、この無料アプリから気軽に始めるのはいかがでしょうか。
坂口と松本からは同じアプリの紹介です。
MoneyForward
柏事務所 弁護士 坂口 香澄おすすめ
家計簿アプリです。既に使っている方も多いのではないでしょうか。
私は使ったお金をきちんと記録していくマメさは全くないのですが、このMoneyForwardアプリだと、自分の銀行口座やクレジットカード、各種キャッシュレスサービスを連携させておけば、自動的に収支をアプリが記録してくれます。その月に何にいくら使ったのか、自動的にグラフで表示してくれるので、今月食費にお金を使いすぎてるな~というのが一目瞭然です。
使いすぎちゃったかな~と思う月はアプリを確認するのが億劫になったりもするのですが・・・
無駄遣いを減らす第一歩は、自分の無駄遣いを把握することです。
自戒をこめつつ、これからも活用していこうと思います。
家計簿 マネーフォワード ME
千葉事務所 弁護士 松本 達也おすすめ
家計簿アプリの「マネーフォワード ME」には非常にお世話になっています。
このアプリはクレジットカードや金融機関を登録した上でその履歴との連携が出来るので、例えばすべての買い物をクレジットカードで行う人であれば、レシートを撮影する手間すらも不要で、毎月の収支を正確に把握することが出来ます!
また、仮に現金で支払った場合も、アプリ内のカメラでレシートを撮影すれば、かなり精度高くその情報を読み取り自動で反映することが可能です(読み取ってくれないこともたまにはありますが・・・笑)。
毎月お金が全然たまらなくてどうしたものか・・・という方には、是非ともなるべく手間がかからない家計簿アプリの導入をおすすめいたします!
弁護士のおすすめアプリはいかがでしたでしょうか?
今後も弁護士のさまざまな企画をニュースレター上で開催致します。