法律・制度を使った経営&業績アップ手法。明日から使えるヒトとお金に関わる具体例30(2017.10.17)
- 開催日時:
- 2017年10月17日
- セミナー分類:
- 企業法務
- 講師:
- 大澤 一郎 大澤 一郎のプロフィール
法律・制度を使った経営&業績アップ手法。明日から使えるヒトとお金に関わる具体例30(2017.10.17)
本セミナーに関連する質問と回答
- Q 履歴書を見る際や採用面接の際に注目するポイントはどのような点ですか?
- 次のような場合、注目してよく話を聞いてみましょう。納得できる答えの場合はよいですが、いまいち納得できない答えの場合は慎重に考えましょう。
①転職回数が非常に多い
②仕事をしていない期間が非常に多い
③条件についての質問が非常に多い
④前の職場の批判が非常に多い
⑤転職理由が全く分からない。 - Q 採用面接で気を付けることはどのようなことですか?
-
- 具体的な事実・出来事・経験を質問する方法がお勧めです。例えば、長所について協調性があるという話であった場合には,「具体的にはどのような出来事があったから協調性があると言えますか。」「周りの方に協調性があると言われた過去の経験を教えてください」などと質問することによって、より応募者を具体的に把握できるようになります。
- 応募者がよく準備してきていると感じたときは「ほかにはありますか」と聞くと本音が出ることがあります。例えば、志望動機を聞いた後に「ほかにも志望動機がありますか」と聞くと応募者の本音を聞けることもあります。
- Q 勤務中の従業員との関係で気を付けるべきトラブルはどのようなトラブルですか?
- ①給与の減額をめぐるトラブル、②許認可をめぐるトラブル、③労災事故、④SNSの不適切利用等に注意しましょう。
【解説】
①給与の減額- 給与の減額の際は従業員ときちんと話し合った上で、減額の合意書を作成するようにしましょう。
②許認可
- 会社の役員や従業員が刑事事件等を起こした場合、会社の許認可が取消される可能性があります。早期に対応すれば大丈夫なこともありますので早期対応しましょう。
③労災事故
- 職場の安全体制を整えると共に、万が一の際に備えた保険加入を検討しましょう。
④SNSの不適切利用
- SNS規程を作成したり、社内教育を定期的に行ったりしましょう。
- Q 従業員が退職時に気を付けるべきトラブルはどのようなトラブルですか?
- ①解雇トラブル、②残業代トラブルなどがあります。
【解説】
①解雇トラブル- 解雇をする際は必ず専門家に相談してからにしましょう。
- 社員とよく話し合い、退職届を受領する方法を推奨します。
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②残業代トラブル
- 100%予防することは現実的には難しいかもしれません。
- ただし、雇用契約書・労働条件通知書、就業規則・給与規程、給与明細などの書類を整備することである程度円満に解決できる確率が上がります。
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- Q 売掛金の回収で注意すべきポイントは何ですか?
- ①契約書等の書面を作成すること、②期日に遅れたらすぐに請求することが大切です。
【解説】
①契約書- 書面がないと合意内容がわかりませんので契約書の作成を推奨します。
- 注文書やメール・ラインのやりとりでもよいので最低でも書面での証拠を何か残しましょう。
②期日に遅れたらすぐに請求
- すぐに請求をしないと支払を後回しにされてしまうことが多いです。
- 1日でも支払が遅れた場合、すぐに督促をすることを推奨します。