今までの事業承継のやり方はもう古い!?
一歩先行く事業承継のために、経営者が考えるべきことやすべきことを、実際の事例と共にご紹介しました。
また、セミナーにご参加いただいた皆様の会社の状況を踏まえた事業承継に関するディスカッションを行いました。ご参加いただいた皆様から事業に関する様々なお話をお伺いすることができ、盛り上がりました。
セミナーは満員御礼となりました。ありがとうございました!
セミナーを開催した背景と目的
同業他社に先駆けて事業承継を成功させ、一歩先行く企業になっていただきたいという想いでセミナーを開催しました。
千葉県の中小企業様に一歩先行く事業承継を!という想いが皆様に伝わったのか、複数の企業様から個別相談の申込みをいただきました。
これからも事業承継に関して様々な情報を皆様にお伝えできるように頑張ります!
セミナーの内容
1. 事業承継の基本
① 大廃業時代の到来
今後、中小企業の廃業が増える時代になることを、次のようなデータと共に解説しました。
- 2025年までに70歳になる経営者は245万人
- そのうち後継者がいないと思われる企業は127万社
- これらの企業の廃業による雇用喪失は650万人
- 約22兆円のGDPが失われる可能性
- 2016年の中小企業の廃業や休業は3万件
② 事業承継の課題
事業承継の課題として、次のような点を事例と共に解説しました。
- 事業承継したいけど後継者がいないこと
- 引退したいけど後継者がいないこと
- 後継者は親族外から選ぶ事例が増えていること
- 第三者にとって魅力的な事業であれば、子供などの親族が承継する可能性もあること
2. 事業承継の専門家からのアドバイス
① 事業承継で解決すべき課題
事業承継は「会社の丸ごとの譲渡」です。そのため、次のような法律・税務などの課題の解決が必要であることを解説しました。
- 債務(負債)の課題の処理
- 人事労務の課題の処理
- 事業譲渡価格の算定
- 事業譲渡におけるシナジーの見極め
- 事前の相続対策
② 社長1人で考える危険性
専門家に相談せず、社長1人で考えるのは危険です。
社長ひとりで考えていると、正確な情報が得られず思った道筋を描けないことがあります。また、社長ひとりで考えていると、早期に対応すべき事項に対応できず、手遅れになることがあります。
そのため、専門家と一緒に時間をかけて策を練っていくことが大切であることを解説しました。
③ 事業承継で検討すべき事項
事業承継で検討すべき事項として、次のような点を事例と共に解説しました。
- 事業承継のタイミング(自社の業種、自社の業績、社長の健康など)
- 譲れない条件の検討(価格や時期など)
- 会社の見える化(資料の作成や株式の集約など)
3.まとめ:経営者が行う4ステップ
事業承継に関して経営者が行う4ステップを、事例と共に説明しました。
具体的には次のような内容を解説しました。
① 専門家に相談する。
② 家族に継がせるのか否か決める。
③ 家族に継がせない場合、譲れない条件を決める。
④ 決算書過去3年分を用意する。