暮らしの中の法律について学ぶ(2026/6/16)

開催日時:
2026年06月16日 13:00 〜 14:45
セミナー分類:
その他
主催:
柏シルバー大学院
講師:
小林 義和 小林 義和のプロフィール
対象者:
柏シルバー大学院B組(31期、32期、33期)の学生

暮らしの中の法律について学ぶ(2026/6/16)

セミナー報告

柏シルバー大学院にて、学生の皆様に向けて「暮らしの中の法律について学ぶ」というテーマで講義を行いました。

内容は、シニアの方が日常生活を送る上で、直面する可能性があるさまざまな法律問題についてです。具体的には、次のようなトラブルへの予防策や対応方法について解説しました。

① 消費者被害
② 借金
③ 認知症
④ 夫婦関係
⑤ 不動産関係
⑥ 刑事事件
⑦ 交通事故

多くのご質問をいただくなど、皆様大変熱心に耳を傾けてくださりました。

セミナーを開催した背景と目的

これまでお仕事やご家庭、地域活動などに尽力されてきたシニアの方々にとって、希望するシニアライフを送るためには、心身ともに健康であることが何よりも大切です。

また、高齢になるにつれて判断能力が低下していく中で、日常生活において思わぬ法的リスクに直面してしまうことがあります。

今回は、法的なトラブルに巻き込まれないようにするとともに、万が一巻き込まれたときにどのように対応していけばよいのかという観点から、幅広い分野について解説しました。

セミナーの内容

1. 消費者問題

訪問販売における「クーリング・オフ」の事例を解説しました。特定商取引法についても併せて説明しました。

このようなトラブルに直面した際は、ご自身だけで判断せず、自治体の相談窓口や周囲の信頼できる方に相談することが大切です。

2. スマホ詐欺

近年のスマートフォン普及に伴い、シニア世代を狙った詐欺被害も深刻化しています。そこで、代表的な手口や被害に遭わないための予防ポイントを解説しました。

3. 借金の問題

「クレジットカードなどによる借入の返済が厳しくなっているものの、住宅ローン返済中の自宅を手元に残したい」という事例を解説しました。

債務整理には主に次のような選択肢があります

放置していると状況がさらに悪化してしまうおそれがあります。一人で悩まず、できるだけ早い段階でご相談ください。

関連情報

4. 認知症

「認知症の親が大切な不動産を相場よりかなり安く不動産会社に売ろうとしていた」という事例を解説しました。

判断能力が衰えた際は、成年後見制度の利用を検討しましょう。

また、判断能力が衰えた場合に備えて、生前の財産管理を託す「財産管理委託契約」や「任意後見契約」、亡くなった後の手続きを託す「死後事務委任契約」を結んでおくことも有効な対策です。親族や周囲の方、医師などとの連携も重要です。

5. 夫婦関係

ご自身だけでなく、お子様の夫婦関係について悩まれる方も多くいらっしゃいます。今回は、離婚の制度や、親権、財産分与などについて解説しました。

当事者同士で解決できない場合は、家庭裁判所における調停などを利用する方法もあります。

6. 刑事事件

「お子様が突然逮捕されてしまった」という事例を解説しました。

ご家族など身近な方が逮捕されると、詳しい事情も分からず、どう対応すればよいのか混乱してしまうものです。

当番弁護士制度や逮捕から起訴までの流れ、黙秘権や弁護方針の注意点などについて解説しました。早めに専門家に相談することが重要です。

7. 交通事故

「家族が自転車に乗っていて車にはねられた」という事例を解説しました。

交通事故でおけがをされた場合、まずはお体の治療に専念することが何よりも大切です。また、後遺障害が残ってしまった場合などは、適切な等級認定を受けて正当な賠償を得ることが重要です。

そのため、事故でおけがをされた際は、できるだけ早い段階で専門家である弁護士にご相談いただくことをおすすめします。

参加者の声

  • 最近詐欺が増えていると聞きますので気を付けたいと思います。
  • 今回はいろいろ勉強になりました。今後は勉強したことを活かして注意していきたいと思います。
  • 認知症の問題は増えてきますよね。何か良い方法があればよいのですが。

関連情報