0から学ぶ遺言の作り方

開催日時:
2019年03月06日 13:30 〜 15:00
セミナー分類:
相続
主催:
まちゼミ
講師:
松本 達也 松本 達也のプロフィール
対象者:
遺言の作成を検討したい皆様

0から学ぶ遺言の作り方

セミナー報告

得する街のゼミナール、略して〝まちゼミ〟に参加しました。参加者むけに遺言の作り方を解説し、実際に遺言書を一緒に作成しました。

内容は次のとおりです。

  1. 相続って何
  2. 遺産の分け方
  3. 相続対策の基礎
  4. 実際に作ってみましよう
  5. 相続法改正情報
  6. 本日のまとめ

セミナーを開催した背景と目的

〝まちゼミ〟とはお店の人が講師となり、専門的な知識や情報を受講者にお伝えする少人数制のゼミです。

各個店内で実施する講座により、お店とお客様のコミュミケーションを通じての信頼関係を築くことを目的としています。

よつば総合法律事務所も参加して、参加者にむけて遺言の作り方を解説しました。

セミナーの内容

1. 相続って何

相続と遺産の法律上の定義を解説しました。

① 相続とは

相続とはある人が死亡したときに、その人の財産を特定の人が引き継ぐことを言います。資産も負債も両方です。

② 遺産とは

遺産とは亡くなった人の財産です。たとえば、預貯金や現金、不動産、株式等の有価証券などです。

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2. 遺産の分け方

遺言書がないときは、相続人全員で遺産分割協議書を作成して遺産を分けます。

相続対策をきちんとしておらず、相続人の意見がバラバラだと「相続」が「争族」になってしまうことがあります。

3. 相続対策の基礎

遺言の作成と②遺留分対策が重要です。

① 遺言の作成

遺言には自筆証書遺言や公正証書遺言などがあります。

自筆証書遺言は自分で書く遺言です。公正証書遺言は公証役場で作成する遺言です。

今回は、自筆証書遺言の次の注意点を解説しました。

  • 全文を自署すること
  • 日付を自署すること
  • 署名すること
  • 押印すること
  • 1つの遺言書は1人で書くこと

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② 遺留分対策

遺留分とは、一定の割合を相続できる相続人の権利です。

本来の相続分の半分が遺留分です。ただし、親のみが相続人であるときなどは、本来の相続分の3分の1が遺留分です。

遺言書を作成するときは、遺留分でトラブルが起きないようにする必要があります。

また、遺留分の注意点として、次の3つを解説しました。

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4. 実際に作ってみましよう

当日参加した皆様に、実際に遺言書を書いていただきました。

渡す人を思い浮かべて作成していたのがとても印象的でした。

5. 相続法改正情報

相続法の改正情報として、次の2つを解説しました。

① 自筆証書遺言の保管制度

2020年7月10日以降は、法務局で自筆証書遺言が保管できる制度です。

② 自筆証書遺言の方式緩和

2019年1月13日以降は、遺言書に添付する財産目録をパソコンで作成できます。

6. 本日のまとめ

もめない財産分けのためには、次の2つが大切です。
① 遺言を用意する
② 遺留分対策を怠らない

また、迷ったら弁護士に相談することも大切です。遺言作成をお考えになったときは、弁護士へのご相談をおすすめします。

参加者の声

  • 初めてまちゼミに参加しました。遺言書の作り方を00から教えていただいてとても勉強になりました。
  • 遺言書を作る理由がよくわかりました。ありがとうございました。
  • 普段弁護士事務所に行くことがないので緊張しました。丁寧に教えていただいてありがとうございました。

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