社長がこれだけは知っておきたい取引先とのトラブル防止術・クレーマー対応

開催日時:
2014年06月17日
セミナー分類:
企業法務
主催:
弁護士法人よつば総合法律事務所
講師:
大澤 一郎 大澤 一郎のプロフィール
今村 公治 今村 公治のプロフィール

社長がこれだけは知っておきたい取引先とのトラブル防止術・クレーマー対応

セミナー報告

【第2回企業法務セミナー】

始めに
  • 取引先とのトラブルを防止して本業を維持 発展させてほしい
  • 自社が有利になるための交渉の原理原則
  • 確実に債権回収をするための事前 事後の対策
  • 契約書作成 チェックのポイント
  • クレーマー対策のこつ
取引先とのトラブルを未然に防ぐ交渉術
  • 取引先の信用調査と与信管理
  • 会社の全部事項証明書を取り寄せ
  • 会社の本店所在地 代表取締役の住所の土地建物の全部事項証明書取り寄せ
  • 交渉が決裂した場合に自社 取引先がどうなるかを分析する
  • 複数の選択肢を用意して事前準備を万全にして交渉に望む
  • 一寸の虫にも五分の魂と考える
  • 不当要求は毅然と断る
  • 最後は法律 最後は裁判なので裁判になった場合の見通しを検討する
  • トラブルを回避する交渉におけるこつ
取引先との債権回収のポイント
  • 債権回収のトラブル例
  • 債権回収のトラブル予防
  • 取引先の危険な兆候の見分け方
  • 取引先から支払延期を求められた場合の対応
  • 取引先が無資力の場合の対処法
  • 取引先からの破産通知が届いた場合の対応
取引先との契約書作成のポイント
  • なぜ契約書が必要なのか。
  • 市販の契約書の落とし穴
  • トラブル防止のための契約書作りのこつ
  • 自社が不利にならない契約書の具体例
取引先と裁判になりそうな場合の注意点
  • 弁護士に相談する適切なタイミングを把握する。
  • 裁判 トラブルを早期に解決する方法を考える
  • 取引先との関係悪化を防ぐためのポイント
  • トラブル再発防止のためにすべきこと
クレーマー対策のポイント
  • クレーマーの分類ごとの対処法
  • クレーマーへの法的対応
  • クレーマーとの交渉方法

セミナーに関連する質問と回答

Q 取引先から債権回収をするにはどのような方法がありますか?
  • ①会社が電話で督促、②会社が書面で督促、③弁護士が電話で督促、④弁護士が内容証明郵便で督促、⑤弁護士が裁判所へ仮差押申立、⑥弁護士が裁判所へ民事訴訟申立、⑦弁護士が裁判所の強制執行手続を申立などの方法があります。

【解説】

Q 取引先との契約書作成のポイントはどのようなものがありますか?
  • ①法律のルールを把握する、②法律のルールを契約書で修正できるか検討する、③相手との取引関係を考慮して最終的な内容を確定させる、というポイントがあります。

【解説】

  • インターネット上のひな型や過去のひな型を使うと、そのひな型がそもそも自社に不利ということもあります。弁護士に相談しながら慎重に検討しましょう。
Q 取引先と裁判になりそうな場合に注意する点はどのような点がありますか?
  • 証拠関係をきちんと確認しましょう。また、勝てるかどうか慎重に検討しましょう。

【解説】

  • 裁判に勝つために一番大切なものは証拠です。また、裁判で大切なことは勝てるかどうか裁判を起こす前に慎重に検討することです。弁護士の専門的な判断が必要になりますので弁護士に相談をしましょう。
Q クレーマー対策のポイントにはどのようなものがありますか?
  • クレームの内容に関する事実関係をまずは把握しましょう。①自社が明らかに悪い、②自社が明らかに悪くはない、③どちらとも言えないという3パターンがあります。

【解説】

  • ①自社が明らかに悪い場合、誠実な対応をしましょう。場合によっては損害賠償などの問題も発生します。
  • ②自社が明らかに悪くはない場合、毅然とした対応をしましょう。
  • ③どちらとも言えない場合には会社の判断次第となります。慎重に検討しましょう。

参考リンク