秋葉相続研究会の勉強会で、相続問題を扱う専門家向けに、民法改正を解説する講師をしました。
具体的には、次のような民法改正の重要ポイントを中心に解説しました。
1. 民法改正の動向
(1) 改正の経緯
(2) 今後のスケジュール
(3) 経過措置について
2. 民法改正の重要ポイント
(1) 時効
(2) 法定利率
(3) 保証
(4) 定型約款
(5) 債務不履行解除
3. 改正対応のまとめ
セミナーを開催した背景と目的
民法は日常生活や企業活動に関わる最も基本的な法律のひとつです。その民法が、社会経済情勢の変化に対応して、民法制定から約120年ぶりに大改正されました。
そこで、民法改正が実務に与える影響を確認していただきたく、民法改正の重要ポイントに絞って解説をしました。
セミナーの内容
1. 民法改正の動向
民法を改正するに至った経緯について解説しました。
また、民法改正がいつ実施されるのか説明しました。
2. 民法改正の重要ポイント
民法の重要な改正点を解説しました。具体的には、時効 や法定利率 、保証、定型約款、債務不履行解除に関する改正内容を説明しました。
とくに時効や保証、法定利率に関する改正は、どの分野の業務にも関わりますので改正内容を把握しておく必要があります。
3. 改正対応のまとめ
民法の改正の方向性は次の2つです。
① 現行のルールを修正したり補充したりする改正
② 従来どおりのルールを明文化したに過ぎない改正
①現行のルールを修正したり補充したりする改正については、今後の対応を確認する必要があります。
②従来どおりのルールを明文化したに過ぎない改正については、従来のルールを再確認すれば大丈夫です。