保険代理店専門社労士が教える助成金のお話
- 開催日時:
- 2017年02月17日
- セミナー分類:
- 企業法務
- 主催:
- 弁護士法人 よつば総合法律事務所
- 講師:
- 三井 伸容 三井 伸容のプロフィール
保険代理店専門社労士の先生 - 開催会場:
- 弁護士法人 よつば総合法律事務所
保険代理店専門社労士が教える助成金のお話
勉強会に関連する質問と回答
- Q 助成金とは何ですか?
- 国などから支給されるお金のことです。申請しなければもらえません。
助成金は要件を満たしていれば受給できる可能性が高いです。 - Q 補助金とは何ですか?
- 国などから支給されるお金のことです。申請しなければもらえません。
補助金は助成金と異なり、要件を満たしていても認められないことがあります。
参考情報:補助金・助成金の違い(中小企業基盤整備機構) - Q 助成金でまず検討すべきものは何ですか?
- 雇用関係の助成金です。受給できることが多いです。
たとえば、雇用維持、在籍出向支援、転職・再就職支援、雇い入れ、雇用環境の整備、仕事と家庭の両立支援、人材開発の助成金があります。
参考情報:事業主の方のための雇用関係助成金(厚生労働省) - Q 労災とは何ですか?
- 「労災」とは、労働者が業務を原因として被った負傷、疾病、障害または死亡です。
業務がきっかけであれば何でもよいというものではなく、業務と傷病等との間に一定の因果関係があることが前提です。「労働災害」ともいいます。
参考情報:労災補償(厚生労働省) - Q 労災事故で会社がお金を支払わなければいけないことがありますか?
- 会社がお金を支払わなければいけないことがあります。
労災保険は国の制度です。労災として認められると、国から一定の給付があります。
しかし、労災の発生について会社側に落ち度がある場合、従業員が会社に対し損害賠償を行うことがあります。特に、従業員がお亡くなりになったり、重い傷病の場合には、1億円以上の賠償額になることもあります。国の労災保険は全ての損害を補償しません。そのため、労災保険で支払われていない部分は、落ち度がある場合には会社が支払わなければいけないことがあります。
参考情報:労働災害の解説 - Q 労災事故で会社に落ち度があった場合、会社が負担する部分を補償する制度はありますか?
- 国の制度はありません。しかし、民間の保険はあります。
会社が保険に加入していたため、高額の損害賠償を会社が全額負担せずに済むケースがあります。従業員やその遺族に迅速かつ適切な補償もできます。
「労災上乗せ保険」「労働災害総合保険」などと呼ぶ保険です。