群馬県の整形外科クリニックの院内勉強会にて、交通事故賠償の基礎を解説しました。次のような内容です。
- 自賠責保険と任意保険の違い
- 後遺障害の認定の流れ
- 裁判の流れ
- 後遺障害等級による賠償額の違い
- 交通事故患者との関係の注意点
- 弁護士費用特約
院長や多くの職員の皆様にご参加いただきました。
研修会を開催した背景と目的
群馬県の整形外科クリニックの院内勉強会にて、交通事故賠償の基礎を解説しました。
交通事故の患者は、通常の患者とは異なる対応や手続きが必要です。
そこで、患者や保険会社との円滑な関係を築いて治療を進めるため、交通事故賠償で知っておいておきたい事項を院内研修会でお伝えしました。
研修会の内容
1. 自賠責保険と任意保険の違い
自賠責保険と任意保険には、次のような違いがあることを解説しました。
2. 後遺障害の認定の流れ
後遺障害の認定の流れを説明するとともに、事前認定と被害者請求という2つの手続きがあることを解説しました。
3. 裁判の流れ
裁判の流れを説明するとともに、示談交渉や裁判のメリットやデメリットを解説しました。
4. 後遺障害等級による賠償額の違い
頚椎捻挫で6か月通院した事例をもとに、おおまかな賠償額の目安を解説しました。
後遺障害 |
金額の目安 |
なし |
100万円 |
14級 |
300万円 |
12級 |
700万円 |
注 個別事案により具体的な金額は大きく異なります。
5. 交通事故患者との関係の注意点
交通事故患者との関係の注意点として、次のような点を解説しました。
① 自覚症状のみで症状を理解してもらえないという想い
② どこまでが賠償の対象となるのかという不安
③ 仕事への影響への不安
④ 保険会社の対応への不満
6. 弁護士費用特約
弁護士費用特約とは、弁護士に相談したり依頼したりする費用を保険会社が補償する特約です。
弁護士費用特約があるときは、積極的に弁護士に相談や依頼をしたほうがよいことを解説しました。