企業様を対象に、近時問題となることが多いパワハラと従業員のメンタルヘルスの問題について、次のような内容を解説しました。
- 近時の動向
- 従業員のメンタルヘルスの問題と段階ごとの対応
- 労働災害
- パワーハラスメント
セミナーを開催した背景と目的
以前は労働問題といえば解雇や残業代が大半でした。もっとも、パワハラや従業員のメンタルヘルスの問題が最近では多く発生しています。
そこで、今回は中小企業の経営者の皆様を対象に、パワハラとメンタルヘルスの問題をメインテーマとしたセミナーを開催しました。
セミナーの内容
1. 近時の動向
近時の動向として、次のような内容を解説しました
① メンタルヘルスに関連した労災申請が増加傾向であること
② 精神疾患の労災が多い業界は次のような業界であること
- 社会保険・社会福祉・介護事業
- 医療業(病院など)
- 道路貨物運送業
- 情報サービス業
- 総合工事業
2. 従業員のメンタルヘルスの問題と段階ごとの対応
自社の従業員にメンタルヘルス関連の問題が発生した場合について、次のような段階に応じた注意点を解説しました。
① 採用段階
② 様子がおかしい従業員がいる場合
③ 休職や復職の段階
④ 退職勧奨の段階
⑤ 労災が疑われる場合
たとえば、休職した従業員の復職を検討するときは、主治医等の医学的な判断を十分考慮して対応する必要があります。
3. 労働災害
労働災害(労災)について、次の内容を解説しました。
① 労災とはどのような制度なのか?
② 労災認定の基準はどのようなものか?
③ 精神疾患における労災認定の基準はどのようなものか?
4. パワーハラスメント
パワーハラスメント(パワハラ)について、次のような内容を解説しました。
① パワーハラスメントとは何か?
② パワハラと業務上の指導の基準はどのようなものか?
③ 従業員からパワハラと主張されないためにはどのようなことに注意すればよいか?