生命保険の代理店様を対象として、2019年の相続法の改正のポイント、相続でもめやすいパターン、遺言書や生命保険による生前対策の重要性などを解説しました。具体的には次のような内容です。
- 2019年の相続法の改正のポイント
- 相続でもめやすいポイント
- 遺言書や生命保険による生前対策の必要性
- 生命保険の活用が相続対策にとても有効であること
多くの生命保険の代理店様にご参加いただきました。
セミナーを開催した背景と目的
2019年から相続のルールが大きく変わっています。
また、相続に関するトラブルは増加傾向です。遺言書や生命保険による生前対策の必要性もより高まっています。
そこで、本セミナーでは生命保険の代理店様を対象として、2019年の法改正や生命保険の有効な活用方法などについて弁護士が解説しました。
セミナーの内容
1. 2019年の相続法の改正のポイント
次のような相続法の改正があったことなどを解説しました。
- ① 配偶者の居住権の保護
- ② 自筆証書遺言の方式緩和
- ③ 自筆証書遺言の保管制度
- ④ 配偶者への自宅贈与の優遇
- ⑤ 預貯金の払戻し制度
- ⑥ 遺留分制度に関する見直し
- ⑦ 相続の効力等に関する見直し
- ⑧ 特別の寄与の制度
2. 相続でもめやすいポイント
もめやすい典型例について、事例を元に解説しました。
- ① 夫婦に子どもがいなくて、兄弟が相続に関わるパターン
- ② 遺産のうち不動産が大部分を占めているパターン
- ③ 特定の人だけが故人の介護をしていたパターン
- ④ 相続人の中に行方不明者がいるパターン
- ⑤ 前妻との間に子供がいるパターン
3. 遺言書や生命保険による生前対策の必要性
節税対策、納税対策、円満な遺産分割対策のためには、遺言書や生命保険による生前対策が必要であることを解説しました。
4. 生命保険の活用が相続対策にとても有効であること
2019年の相続法改正後も、生命保険が相続対策に有効です。具体的には次の点で有効であることを、事例を元に解説しました。
- ① 節税対策
- ② 納税資金対策
- ③ 争族対策
- ④ 相続放棄しても受領できること