新時代における小規模法律事務所の経営ノウハウ ~事務所経営のビジネスモデルを探る~

開催日時:
2017年09月09日
セミナー分類:
企業法務
主催:
日本弁護士連合会
講師:
大澤 一郎 大澤 一郎のプロフィール

新時代における小規模法律事務所の経営ノウハウ ~事務所経営のビジネスモデルを探る~

セミナー報告

日本弁護士連合会第20回業務改革シンポジウム分科会のパネリストをしました。
法律事務所の対内的問題、対外的問題、経営理念、事業承継などについてお話をさせていただきました。

ご参加いただいた皆様、企画していただいた皆様ありがとうございました。


本セミナーに関連する質問と回答

Q どのような点が業務改革シンポジウムのテーマとなりましたか?
次の点がテーマとなりました。
①事務所理念
②業務の専門家・チーム型とオールラウンド型
③事務職員と弁護士の仕事の指示系列
④営業・広告
⑤個人事件の可否
⑥勤務弁護士との契約内容(雇用型と請負・委任型)
⑦勤務弁護士の待遇(固定給型と歩合給型)
⑧健全経営(経営計画や顧問契約)
⑨所内コミュニケーション
⑩事件管理
⑪営業戦力としての事務職員の活用
⑫事務職員の役割に対する認識

Q シンポジウムではどのような報告がなされましたか?
様々な法律事務所について次のような事項に関する報告がなされました。
①経営理念と理念を体現する経営方法
②営業に対する考え方、営業活動方法、集客方法
③来客予約・利益相反チェック・受付・相談の方法
④受任率アップの方法
⑤チーム制の採用と事件の配転方法
⑥マネジメント(弁護士から事務職員への業務依頼の仕組み、事務所内のコミュニケーションの在り方・理念の徹底方法、新人弁護士への仕事の教え方、事務所の事件解決能力・マネジメント能力のアップ方法、モチベーションアップの方法、事件の管理方法、経営者としての役割)
⑦事務職員が活躍する方法
⑧売上アップの方法
⑨業務の効率化
⑩健全経営の方法
⑪個人事件の可否、事務所への納付内容
⑫弁護士と法人などの組織形態(雇用・委任)
⑬事務職員及び弁護士の採用方法、離職率を低くする方法
⑭弁護士・事務職員の待遇
⑮事業承継

Q 小規模法律事務所がお客様・社会から支持されるにはどのような条件が重要ですか?
  • 特定の分野や業種に専門特化することが重要です。専門性への信頼を高めていく方法です。
  • 様々な人間関係を構築していくことが重要です。人間性への信頼を高めていく方法です。
Q 法律事務所の事務所規模の推移はどのようになっていますか?
  • 徐々に大型化する傾向にあります。今後も大型化の傾向は続くと推測されます。
Q よつば総合法律事務所の使命・社会における役割は何ですか?
法律問題で困っている方が、専門性の高い法律事務所に相談して解決できる、気軽に法律事務所に相談して解決できる、という社会を作ることが、私たちの使命・社会に対する役割です。
Q よつば総合法律事務所の経営理念は何ですか?
次の3つが経営理念です。
①法律問題の解決を通じてお客様の未来を幸せにする。
②所員の人間性及び専門性を継続的に高めることを通して所員が幸せに働ける職場にする。
③業界のリーダー事務所になり弁護士業界の価値観を変え続ける。
Q よつば総合法律事務所の行動指針は何ですか?
次の10個の行動指針を掲げています。
①お客様の立場に立って行動します。
②お客様の期待を超えるサービスを提供します。
③専門家の立場からお客様の未来を提案します。
④お客様と一生のお付き合いをできる関係を目指します。
⑤分野を絞って専門性の高いサービスを提供します。
⑥専門性・人間性を高める努力を継続します。
⑦変化を恐れずに新しいことにチャレンジします。
⑧常にスピードを重視します。
⑨常に社会常識ある態度で振る舞います。
⑩お客様と密なコミュニケーションをとりながら業務を行います。
Q よつば総合法律事務所の社名の由来は何ですか?
  • 事務所名の「よつば」は「事務所に関わる人が皆しあわせになるように」との想いからつけられています。
  • 「過去は変えられませんが未来は必ず変えられる!」をモットーに事故や事件前の生活を取り戻せるよう所内の皆一丸となってご依頼者様をサポートいたします。

参考リンク