板金塗装業がこれだけは知っておきたい!法律問題
- 開催日時:
- 2013年09月21日
- セミナー分類:
- 企業法務
- 主催:
- DRPネットワーク 千葉支部
- 講師:
- 大澤 一郎 大澤 一郎のプロフィール
板金塗装業がこれだけは知っておきたい!法律問題
本セミナーに関連する質問と回答
- Q 板金塗装業で問題となりやすい法律問題には何がありますか?
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- ①売掛金の未回収、②労働問題、③クレーマー対策、④交通事故の保険会社対応などがあります。
- Q 売掛金の未回収の場合どうすればよいですか?
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- ①会社から電話・書面で督促、②弁護士から電話・書面で督促、③裁判手続などの方法があります。
【解説】
- どの方法がよいかは個別の事案によりますので専門家にご相談下さい。
参考情報:債権回収の解説
- Q 労働問題を解決するにはどうすればよいですか?
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- ①解雇、②残業代、③ハラスメントなど個別の問題ごとに解決方法が変わってきます。
【解説】
- ①解雇については日本の法律は会社に厳しい判断がなされる傾向となっています。そのため、解雇をするかどうかは慎重に検討をすると共に、解雇後にトラブルとなった場合には専門家に相談しましょう。
- ②残業代については各種規程の作成をすることにより適正な給与体系にすることがまずは大切です。実際にトラブルになってしまった場合には専門家に相談しましょう。
- ③ハラスメントについては会社に非がある場合もありますが、従業員に非がある場合もあります。事実関係を正確に把握した上で慎重に対応しましょう。
参考情報:労働問題の解説
- Q 交通事故の過失割合で注意すべき点はどのような点ですか?
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- 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準[全訂5版] 別冊判例タイムズ38号 別冊38号 (2014年07月04日発売)を元にして適切な過失割合を検証しましょう。
【解説】
- 判例タイムズは典型的な事故状況ごとの過失割合を掲載した書籍です。交通事故の過失割合を決めるにあたっては一番有名な書籍となります。
参考情報:交通事故と過失相殺の解説
- Q 交通事故の代車代で注意すべき点はどのような点ですか?
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- ①代車を使う必要性、②代車の種類・金額の相当性、③代車使用期間の相当性の条件を満たした場合、代車費用の請求が可能です。
【解説】
- 過失がある事故の場合でも、法律上は過失割合に応じた代車費用の請求が可能です。保険会社から「過失がある事案の場合代車費用は出せない」と言われても粘り強く交渉することが大切です。
- Q 交通事故の評価損で注意すべき点はどのような点ですか?
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- ①新車登録から1年以内であること、②車両の骨格部分まで損傷していること、の条件を満たす場合、評価損が認められることが多いです。
【解説】
- 新車登録から1年以上経過している場合でも評価損が認められることもあります。
- 一般財団法人日本自動車査定協会にて評価損の金額の証明書を取得することにより、評価損が主張しやすくなることもあります。
- Q 弁護士費用特約で注意すべき点はどのような点ですか?
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- 本人が加入している自動車保険契約以外でも弁護士費用特約が利用できることがあります。
【解説】
- 一般的な自動車保険の約款では、以下に該当する場合には弁護士費用特約が利用できることが多いです。
①契約者本人
②契約者の配偶者
③契約者の同居の親族
④契約者の別居の未婚の子
⑤車両の同乗者