2016年は労働トラブルを上手に乗り切りましょう!

Vol.80
2016年01月号

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目次
「2016年は労働トラブルを上手に乗り切りましょう!」「弁護士より新年のご挨拶」

~2016年は労働トラブルを上手に乗り切りましょう!~

2015年の労働トラブル雑感を踏まえてのお話皆様、あけましておめでとうございます!弁護士の三井です!
昨年を振り返ると、「マタハラ」「ブラック企業」「派遣法改正」「マイナンバー」「ストレスチェック」などなど、例年にも増して労働問題に関するニュースが世間を賑わせていました。弊所も例年どおり様々な種類の労働事件を取り扱いましたが、近ごろは年々事件数が増加しており、特に去年は件数が多いように感じました。
今回は、比較的労働事件の取扱いが多い私から、近時の労働トラブルについてお話をさせて頂きます。

1 近時の労働トラブルの傾向

新しい裁判所の判決が世間の注目を浴びた場合や法改正があった場合などに、会社側が急遽それに応じた対応を迫られる場面が増えています。各種ハラスメントやメンタルヘルスの問題でこの傾向が顕著です。何とか対応してみたものの、うまくいかずに現場の混乱を招いてしまったり、また面倒ゆえ放置してしまって事態が悪化する例もあります。このような問題については、リスクを踏まえ、思い切って一度専門家に依頼するのもひとつです。
また、残業代請求事件も増加傾向にあります。残業代を請求された場合には、それを払うかどうかの問題だけではなく、他の従業員への影響や、同種紛争の予防策、場合によっては労災(長時間労働)の可能性など、様々な問題に配慮する必要があります。
さらには、社員の方が弁護士や外部労働組合、労働基準監督署へ相談に行くことや、法的手段に出ることへのハードルがより下がってきていると感じます。そのため、今後も引き続き、これらの第三者が介入したかたちでの労働トラブルが増加するだろうなと感じています。

2 労務トラブルを上手に乗り切るには

一般的に労働者有利なイメージがある労働関係のルールですが、最近労働事件をやる中で、証拠がきちんと揃っていれば会社が十分戦える場合もあることによく気づかされます。その意味で会社と労働者の間でのやりとりなどを日頃から証拠化することは非常に重要です(最近は労働者側がきちんと証拠を確保しているケースがむしろ多く感じます。)。
また、事件になると、感情なども相まって、問題の社員との勝ち負けに集中しがちですが、よりより解決のためには、他の従業員や本業自体への影響などを考慮した広い意味での「勝ち負け」を考えることが非常に重要です。新年早々重い話で恐縮ですが、1年の始まりだからこそ気を引き締め、労使双方が気持ちよく働ける1年にしたいものです。

(文責:三井伸容)


~弁護士より新年のご挨拶~

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
所長・大澤★「よつば」は幸せの象徴と言われています。事務所に関わる全ての皆様がますます本年も幸せになることを願っています。
川﨑★旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 本年から所属弁護士が11名となり、4月からは千葉事務所を開設予定です。よりレベルの高いリーガルサービスを今後も提供できるよう努力を続けていきたいと存じます。本年も宜しくお願い申し上げます。
前原★昨年9月に赤ちゃんが産まれました!毎日赤ちゃんを見てデレデレした日々を過ごしています(現在育休中です)。 今年は公私ともに昨年以上にパワフルな1年にしたいと思います!
小林★旧年中は大変お世話になりました。ご相談頂いた方のお役にたてるようにこれまで以上に気持ちを引き締めて頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
前田★明けましておめでとうございます。今年も健康に気を付けて、元気に働きたいと思います。
一昨年ジョギングを始めたのですが、昨年はさぼり気味だったので、今年は頑張って走ります!本年もよろしくお願いします。
松村★本年も、セミナーや研修活動を積極的に行うと共に、日々勉強をして、迅速・確実な仕事をしていきたいと思います!
佐藤★明けましておめでとうございます。昨年九州から移って参りました。皆様とのご縁を大切に、質とスピードを備えた解決に向けて勤しんで参ります。どうぞよろしくお願い致します。
今村★ご依頼者様の最大の利益を図るべく、今年もがんばります!本年が皆さまにとって幸多い一年となりますよう。
三井★昨年まで、様々な人と出会い、お世話になりながら成長させて頂く機会が多かったように感じます。本年はお世話になった皆様への恩返しができるよう頑張って参ります。本年も宜しくお願い致します。
粟津★「為せば成る」。今年は、この言葉を大切にして、粘り強く業務にあたります。本年も宜しくお願い致します。
加藤★新年明けましておめでとうございます。新人弁護士の加藤貴紀と申します。少しでも早く皆様のお役にたてる弁護士となれるよう、一所懸命頑張らせていただきます。