フリーランス新法が成立しました

Vol.172
2023年09月号

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目次
「法律記事『フリーランス新法が成立しました』」
「書籍のご紹介『超雑談力』」
「お家で少し変わった植物の育成始めてみませんか?」
「ワインが苦手な人のためのワインの選び方」
「事務所のWEBサイトとメールマガジンの紹介」

フリーランス新法が成立しました

個人で業務委託として事業を行っているフリーランスを保護するために、今年4月にフリーランス新法(正確には「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」といいます)が制定されました。施行時期は未定ですが、遅くとも来年11月頃までには施行されることとなっていますので、今のうちから施行に向けた準備を進めておきましょう。
柏事務所所属の弁護士 坂口香澄

「フリーランス」とは?

フリーランス新法では、業務の委託を受ける事業者であって、従業員を雇用しない者のことを「特定受託事業者」と定義しています。この記事ではわかりやすく「フリーランス」と表記します。フリーランスは必ずしも個人である必要はなく、法人であっても代表者以外に役員がおらず、従業員も雇用していない場合には、「フリーランス」に該当します。
ということは、受託者がフリーランスかどうかを確定させるためには、受託者の法人登記を取得して役員の登記を確認する必要があります。ただ、実際の取引の場面で毎回登記を確認するというのは手間になりますよね。そもそも役員や従業員の有無は、取引開始後に変わることもあり得ます。 

そこで、相手方がフリーランスかどうかによって個々に対応を変えるのではなく、あらゆる取引について、フリーランス新法の適用がされても大丈夫な実態にしておくことが望ましいでしょう(のちにご紹介する通り、トラブル防止に資する内容なので長い目で見ると広く採用して損のない内容です)。

フリーランスを相手に業務を委託する場合の新たな規制

委託内容を書面にして交付する義務、役務提供から60日以内の報酬支払義務、報酬減額や買いたたき等の禁止などの規制が新たに制定されました。こうした内容は、既に下請法でも規定されていますが、今回のフリーランス新法の制定により、下請法の適用にならない取引(たとえば、委託者の資本金が1000万円以下であれば業種に関わりなく下請法の適用はありません)であっても、受託者がフリーランスであればこうした規制が及ぶことになります。なので、いままで下請法の対象ではないからといって特に気にしていなかった事業者様も、フリーランスの方と取引がある場合には、今後はこうした内容に注意する必要があります。

また、フリーランスに対しては、受託者側が、ハラスメント防止措置義務や妊娠・出産・育児介護への配慮義務なども負うことになります。その他には、募集情報の的確表示義務、契約解除・不更新の場合の30日前の予告義務など、労働者に対する保護と類似の規制も新たに制定されました。

こうした義務に違反した場合には、フリーランスから行政機関に申告を行うことができ、行政機関は委託事業者に対し、助言指導、勧告、勧告に従う旨の命令(その場合、公表もありえます)を行うこととされています。

今のうちに準備すべきこと

上記のとおり、新たな規制をご紹介しましたが、フリーランス新法の施行時期はまだ具体的に定まっていませんし、詳しい規則や指針、ガイドライン等が示されるのもこれからです。

そのため、対応を確定させるのはそうした規則等を見ながらでも遅くはないでしょう。ただ、フリーランスの方との取引がある場合には、いずれ書面での契約内容の明確化や60日以内の報酬支払いが必要になることは確実ですので、そうした取引に向けて現段階から取引方法の適正化に向けて検討を進めておくと良いと思います。

(文責:弁護士 坂口 香澄


― 人生を元気で豊かにするお勧め書籍のご紹介 ― 超雑談力 五百田達成(著)

私のおすすめの一冊は、「超雑談力」です。私が弁護士になって少し経ってから読んだ本です。私は学生・修習を経てそのまま弁護士(社会人)になりました。そのため、それまでは普段会話をすることも無い年齢の方や地位の方とコミュニケーションを取ることが日常となり、初対面でどのような話をしていいのか悩むことがありました。そのような中で読んだ1冊になります。

筆者は、雑談とは中身のない無駄な話であり、雑談をする目的は相手方の気まずさを解消して場の空気を作り、互いの距離を縮めるもの、すなわち周囲の人に安心感や信頼感を与えるものであると言っています。

そして、その結果として人から好かれ、愛され、信頼されることによって、自分に自信が持てるようになるとしています。あくまでも雑談とは読んで字の如し「雑な対話」なのであるからあまりにも中身を気にする必要は無いようです。

同著の中ではいくつか上手に雑談をするための7つのルールが書かれているので紹介させていただきます。

ルール1:とにかく会話のラリーを続ける

上述のとおり、雑談とは中身のない無駄な話なので、面白い話をしようとする必要はありません。雑談の目的はあくまでも会話を通じてお互いの警戒心を解き、スムーズで円滑な関係にシフトすることが目的です。大切なのは内容ではなくラリーをいかに繰り返すか、です。

ルール2:気持ちをやり取りする

情報よりも「嬉しかった」、「びっくりした」、「困った」という喜怒哀楽の感情を伝えることが大事です。「○○を買った」というだけではなく、「○○を買ったところ~~がとても良かった。」と話すような感じです。

ルール3:エピソードや経験談を話す

天気や時事ネタではなく、「先週~~に行ったんですけど~~でした。」という身近な話をするのがいいです。体験したこととそれによって感じた気持ちをセットで話します。

ルール4:とことん肯定して共感する

相手のことを否定もアドバイスもしないことが大切です。相手の話に対しては、「わかります。」、「ですよね。」、「たしかに」とあいづちをうつことが良いです。とことん肯定して共感することで相手は自分の気持ちを言いやすくなります。

ルール5:大きくリアクションする

質問やあいづちを意識する必要はなく、「あー!」、「ええ!?」、「おー!」などといった大きなリアクションをすることが大事です。

ルール6:会話が途切れたら身近な話題に戻す

話題が一つ終了したら焦って次々と話題を変えるのではなく、ルール③に立ち返って身近なエピソードや経験談を話すといいです。
ニュースや時事ネタ等自分たちから遠い話はすぐに話が終わりやすく、話題も尽きやすいです。

ルール7:程よいところで切り上げる

同著では、原則ルールだけでなくシチュエーション別の対応方法も具体的に記載されています。全体を通して簡単な言葉でわかりやすく書かれているのですぐに読むことができます。

ちょっとしたコミュニケーションスキルの足しにする気持ちで読んでいただくことができるいい本だと思いご紹介させていただきました。

(文責:弁護士 加藤 貴紀

お家で少し変わった植物の育成始めてみませんか?

お久しぶりです。三井です。
先日のニュースレターで改めて自己紹介をさせていただきましたが、3年半ほど企業の法務部で勤務をし、この度よつば総合法律事務所に戻ってまいりました。
戻るまでの間、コロナ禍のステイホーム期間の趣味として、ちょっと変わった植物の育成にはまりました。読んでくださる方がいるのか不安ではありますが、お好きな方が一人でもいらっしゃると信じて、私が好きな植物の(極々)一部をご紹介します。

サボテン

皆さんも一度は育てたことがあるかもしれません。
写真のものは棘の代わりに毛があり、小動物みたいでかわいい です。
植物収集は家のスペースを圧迫するので、家族の理解を得にくいですが、このサボテンのかわいさだけは妻や子供も共感してくれます。

セダム・エケベリなどの多肉植物

ホームセンターや100均などで見かけたことありませんか?
サボテンと同様、育てた経験がある方もいらっしゃるはずです。
比較的お手頃なので、我が家でもどんどん増えます。

塊根植物

ここ何年(密かに?)特に若い人達の間でも流行しているようです。ものによってはとんでもない高額で取引されます。海外原産で様々な類・形がありますが、個人的には丸っこくてかわいいシルエットのものが好みです。

アガペ

ご近所の方に「あらサボテン?」と言われますが違います。アガベです。
棘が鋭く、植え替えの度に指に刺さります。
これも最近若い方に人気があるようです。
メキシコなどが原産でテキーラの原料になる品種があります。

ビカクシダ

鉢植えではなく、板にくっつけてこんな感じで壁に掛けることができます。現地では木にくっついて育つそうです。小さいうちはおしゃれなインテリアにも見えなくないのですが、ものによって結構大きくなります。我が家では子供に「植物のオバケ」と呼ばれています。

ご紹介は以上です。
自宅で育成するのみならず、同じ趣味の友人達で集まったり、一緒にイベントに行くなどすることもあります。友人達の年代も20代から60代くらいまで幅広く、世代を超えて盛り上がれる良い趣味だと思います。
もしお好きな方がいましたら、今度こっそりお声掛けください。  

(文責 弁護士 三井 伸容


~第74回 たまに飲みたいぶどう品種!~

過去のコラムは当事務所サイトのニュースレターバックナンバーをご覧ください。
当事務所ニューレターバックナンバー

ワインにはたくさんのぶどう品種があります。インターネットの情報によると、ワイン用のブドウ品種は1000種前後もあるということです。
今回は、大澤のおすすめする、たまに飲みたい個性のあるブドウ品種をご紹介します。

ゲヴュルツトラミネール(白ワイン)

ライチや桃のような味がする白ワインです。冷やして飲むのがおすすめです。

ヴィオニエ(白ワイン)

アルコール度が高く感じる白ワインです。
ウィスキーが好きな人におすすめです。好き嫌いが結構分かれる品種です。

コルテーゼ(白ワイン)

イタリアのガヴィなどに使われる白ワインです。
ミネラル感やハーブの香りがします。魚介類との相性がよいです。

ガルガーネカ(白ワイン)

イタリアのソアヴェなどに使われる白ワインです。
ミネラル感もありつつ、柑橘系の香りもするバランスのよい品種です。

サンジョベーゼ(赤ワイン)

イタリアのキャンティなどに使われる赤ワインです。「いわゆる赤ワイン」という味がします。飲みやすいので結構飲みすぎてしまうかもしれません。

マルベック(赤ワイン)

アルゼンチンのワインなどに使われます。
「濃い赤ワイン」という味がします。アルゼンチン牛のステーキとあわせると最高です。

テンプラニーリョ(赤ワイン)

スペインのワインなどに使われます。
スペイン産の生ハムとあわせるとスペイン旅行気分です!

今回は、たまに飲みたいブドウ品種7種類を紹介しました。ワインのブドウ品種はたくさんあります。新たな味を探して、新しいぶどう品種に挑戦してみるのもおすすめです。      

(文責 弁護士 大澤一郎


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