交通事故に遭ってしまったら

Vol.58
2014年03月号

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目次
「交通事故に遭ってしまったら」

交通事故に遭ってしまったら

「最近、私の身内が交通事故に遭ってしまいました。まず何をすればよいのでしょうか?弁護士さんに相談するとすれば、いつ頃がよいのでしょうか?」

こんな質問をよく頂きます。

私も学生時代、横浜までドライブ中にもらい事故に遭い、とても慌てたものです。そこで!今月号は、“ある日交通事故に遭ってしまったら“ です!

記録化しましょう!

交通事故に遭ってしまったら、まずは警察に通報です。警察官に、事故の態様を正確に記録化してもらいましょう。また、相手方の氏名、住所、連絡先、保険会社を把握しておきましょう。
また、病院にいって、適切な検査・治療を受け、事故直後のケガの状態を正しく記録化してもらう必要があります。

事故直後からご相談を

交通事故にあまり詳しくない弁護士に問い合わせをした場合、「治療が終了してから相談に来てください」と、初回相談を先延ばしにされることがあるようですが、、、これは間違いです。
早期の段階で専門家からのアドバイスを受けることによって、適正な後遺障害の等級認定をしてもらい、賠償金額が大幅に増えることがあります。
他方で、事故直後の対応や症状固定前の対応を間違ってしまうと、適正な賠償を受けられない可能性が高いです。たとえば極端な話、後遺障害が残るような事案でも、医師が診断書に何も記載していなければ、あるいは適切な検査結果のデータがなければ、後遺障害がないと判断されてしまうことも考えられます。
症状を医師にどう伝えるべき? 事故直後に受けておくべき病院の検査は? 健康保険・相手保険会社・労災保険のどれを使うべき? 保険会社にはどう対応すればよいの?
事故に遭った直後から様々な対応を迫られるため、正しい知識・経験が必要となります。

適切な賠償を受けるためには、できるだけ早期の段階で、交通事故に詳しい専門家に相談することを強くおすすめします。

さいごに

しだいに暖かくなってきました。もうすぐ春ですね。晴れた休日にドライブを楽しみたいものです。
適度な休憩と余裕をもった計画をして安全運転で、快適なドライブを!

(文責 弁護士 今村 公治


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