交通事故で怪我をした時の対処法

Vol.30
2011年11月号

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目次
「交通事故で怪我をした時の対処法」
「書籍・DVDの紹介」

~交通事故で怪我をした時の対処法~

交通事故の被害にあい怪我をした場合、どのようなことをすべきなのか、いざというときのために役立つニュースレターです。(インターネットの情報は玉石混合で不正確なことも多いのでご注意下さい。)

1 交通事故でぶつかった時に連絡する先

(1)相手が怪我をしている場合や自分が怪我をした場合で救護が必要な場合には救急車を速やかに呼びましょう。救急車を呼んでくれなかったということが後々の感情的なトラブルの元になることがあります。

(2)警察への連絡は必須です。警察への連絡をしておかないと、保険金請求をするときに著しく手続きが困難になります。

(3)自分の加入する保険会社にも必ず連絡しましょう。自分の加入する保険会社に連絡をしておかないと、あとで保険金の支払を拒まれる可能性があります。

2 相手の情報を取得する

(1)相手の車両の番号を控えておきましょう。車両番号がわかれば警察が車両の所有者・使用者を探すことが可能となります。

(2)相手の住所・名前を教えてもらいましょう。免許証等で確認すれば確実です。

3 怪我をしたと思ったら、その日のうちにすぐ病院に行きましょう。

(1)仕事が忙しい等の理由で病院に行く時期が遅れると、事故と後遺障害との因果関係を否定されることがあります。怪我をしたらすぐに病院にいきましょう。そして治るまで定期的に通院しましょう。

(2)病院にて保険診療にするか自由診療にするかは事故状況(過失割合)・加害者の保険加入状況によって判断が変わってきますのでケースバイケースの判断が必要です。

4 むち打ち(頚椎捻挫)・腰の痛み・脳の怪我等が疑われる場合には事故後速やかに弁護士に相談しましょう。また、後遺障害が残る可能性がある場合にも速やかに弁護士に相談しましょう。

【なお、よつば総合法律事務所では交通事故で怪我をした被害者のための初回無料相談(60分以内)を平成23年11月より行っています。】

(文責 大澤一郎)


ニュースレター11月号では、最近読んだ書籍とDVDを紹介します。

1 書籍は「僕は君たちに武器を配りたい」 滝本哲史 講談社についてです。著者は、京都大学の客員准教授です。京都大学で人気の講義を行っている著者が、これから社会人になる若者や経営者に向けて書いた本です。特に印象に残った話は漁師の話です。

漁師には普通に漁をする漁師以外には6種類の漁師がいる。

1 商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)

2 自分の専門性を高めて高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)

3 商品に付加価値を付けて市場に合わせて売ることができる人(マーケター)

4 まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)

5 自分が企業家となりみんなをマネージしてリーダーとして行動する人(リーダー)

6 投資家として市場に参加している人(インベスター)

そして、1と2は今後の社会では価値を失っていくというのが著者の結論でした。3、4、5、6のタイプになることが今後は重要との話でした。

私は完全に2のエキスパートなのですが・・・。今後価値が無くなっていくらしいです・・・。

著者の結論には賛否両論はあると思いますが、これからの未来を予測して行動するための一冊としてはとても価値のある一冊だと思います。

なお、私は基本的に気合主義・精神論者なので、エキスパートの道を究めていくことで価値は失わないと信じています。弁護士の根本は専門性であり、エキスパートな部分で評価していただくことが一番仕事をしていてよかったと感じる時ですし、専門性の部分での評価をしていただくことがとてもうれしいです。

いずれにしても、学生・若い社会人・会社経営者・士業の先生方等にはとてもお勧めの本だと思います。

2 DVDについて

DVDは、自社で作成したDVDの紹介です。「事務所紹介とご相談について」というタイトルで、事務所紹介・債務整理・交通事故について当事務所の弁護士の大澤と川﨑がインタビューに答えた内容が収録されています。同封しますのでぜひご覧下さい。(好評であれば、次回作を制作する予定です。)現在では、ニュースレター会員の皆様限定でお渡ししていますが、「お知り合いの方にもたくさん渡したい!」という方はぜひご一報下さい!(本当にご一報下さい!皆様からの連絡を首を長くして待っています!)

(文責 大澤一郎)