夫婦財産契約って何?

投稿日: 2017年12月24日

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投稿者: プロフィール

私事ですが、今年結婚をいたしました。今年は私の周りでも結婚される方がすごく多い年で、夏から秋にかけて毎月のように先輩や同期の結婚式に招待されていて、たくさんの幸せを感じられる一年でした。
私が結婚をする際、私の配偶者が法律関係の仕事に就いていて法律の知識があったことから、「夫婦財産契約」と言うものが話に上がりましたので、今回は「夫婦財産契約」のお話をさせていただこうと思います。そもそも「夫婦財産契約」って何?となる方もいらっしゃると思いますので、まずは夫婦財産契約のことについてご説明させていただきます。

「夫婦財産契約」とは、文字通り、夫婦の財産契約について取り決めを行う契約のことで、民法上規定されている制度です。具体的には、「婚姻期間中に取得した財産は各自の財産とする。」や「婚姻後~までに離婚した場合は財産分与を行わない。」といった取り決めを行うことが多いかと思います。

原則論として、夫婦が結婚したら、婚姻期間中に取得した財産は夫婦の共有となります。したがって、離婚した場合の財産分与でも婚姻期間中にそれぞれが取得した財産を半分で分けることになります。その原則の例外を作るのが「夫婦財産契約」になります。

外国では夫婦が結婚をする前に契約をすることは一般的にみられると言われていますが、日本ではこの制度は全然用いられていません。
理由としては、「結婚をするのにお金の話をするのはちょっと…」とか、「結婚の際に離婚を見越して契約するとか考えられない」といったマイナスイメージから抵抗感を感じられるというものもあるかと思います。その他にも、「夫婦財産契約」が有効となるためには、以下の手順を踏まなければなりません。

①契約は婚姻前にしなければならない
②婚姻前に契約の内容を登記しなければならない

結婚前に契約を締結して法務局まで行って登記をしなければならないのが煩雑であるということも流行っていない理由の一つかもしれません。

今年は結婚が多かったという冒頭から離婚を見越した夫婦財産契約の話になり、なんと縁起の悪いことを!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、夫婦のあり方を考える上でお金の話は避けて通れないものだと思います。
夫婦のあり方を考えるきっかけとして、「夫婦財産契約」の締結を検討されることも良いかと思います。

「夫婦財産契約」がもっと浸透すれば、「離婚弁護士」ならぬ「結婚弁護士」が出てくるのかもしれませんね。